二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2024
鑑賞リスト

映画:市子。正体のないもの。

www.youtube.com

市子を見ました。

アマプラですね。

ヒューマンドラマです。

 

主人公は市子、演じるのは杉咲花。

男性が、ねえ、どうやら一緒に暮らしてるようなんですよ。

ご飯おいしいって、いつもの風景。

結婚届の用紙を机の上に出す。

一緒になろう、っていうんですわ。

 

でも、市子は次の日家からいなくなってしまう。

 

ある意味、この映画、ある男と少し似てるような気がしなくもない。

 

javok.hatenablog.com

本当は何者なの?って、市子の半生を追うように映画は展開する。

市子ってだあれ?

 

 

javok.hatenablog.com

存在のない子供たちのことも少し思い出したよね。

 

でもねえ、なんといってもさ、やっぱ杉咲花なんですよう。

開幕5分ぐらいだよ。

5分ですごいんだよ。この演技はなんなの。

 

新聞配達の寮のあの布団から出てくる市子をみてよ。

ケーキ屋から出てくる市子の吐露を見てよ。

 

でもさ、お母さんの「ありがとう」もすごいんだよ。

ぼそっ ていうのね。

 

そこへきて、ロストケアも思い出したよ。真逆の演出だなと。

 

高校生の市子にね、みんな魅了されているんだけど、魅了というより、危うげで、ふわふわしてて、不思議で、大丈夫かって思うんだよね。

 

存在がないようにふわっと笑って、どうでもいいやっていうようで、形がなくて。

この子死んじゃうんじゃないだろうか。不安になるんですよ。

この学生時代の市子も、開幕5分の市子も、全部が全部凄いわけですよ。

 

うわあ・・・ってなる。

形あるものになりたくて、存在のないふわふわした市子。

凄いなあ と。

本当に市子がそこにいるようなんだね。

 

どんどんこの子の映画が見たくなるね。

https://happinet-phantom.com/ichiko-movie/img/top/cast_01.webp

©2015-2019 javok's diary