殺人者のパラドックスを見ました。
韓国ドラマかな。
Netflixです。
主人公は、イ・タンという若者。
コンビニのバイトをしながら、のらりくらり実家暮らし。
ある日、いちゃもんつけてきたおっさんと喧嘩になって殺してしまう。
しかし、運のよいことに、おっさんと一緒に酒を飲んでいたもう一方のおっさん同士との喧嘩、ということで片が付いてしまう。
しかも、殺したおっさん、実は殺人事件の犯人だった!ということが発覚。
のちに、芋づる式に事件が起きていくことになるのだがー。
っていう話。
このドラマ、結構面白い。
展開としては、マスクガールに似てるかな。
おやおや、そんな話に展開します?w っていう具合に。
しかも、結構幻想演出なんかもあってね、興味深いね。
もちろん、少しコミカルでもあり。
主人公が細い優男を醸し出し、それを追う刑事は暴力的な強面。
色々因縁がありつつ、からんでいく人間関係模様が魅力的でもありますね。
あとは、主人公が途中で仲間になる、バッドマンが好きなオタク青年が出てくるんだけどねえ。
バッドマンは、法でさばけない悪をめったんめったんに懲らしめるでしょ、って。
だから、このドラマね、進むごとに
主人公は正義なんじゃないか?って思い始める部分とか出てくるわけですよ。
元々韓国では、警察が腐敗していて、汚職だったりの問題が昔はさかんだったのね。
今もかどうかはよく知らないけど。
だから、後半でもあるネタが出てくるわけさ。
でも世代が変わって、悪はゆるさないっていう強面刑事も出てくるわけよ。
ここらへんが、ねじれてんなあ と思わなくもない。
結局、世が世なら、殺人者をころす殺人者も正しいのではないだろうか、という一面をのぞかせる。
しかも、それが韓国だから、色々考えたりもするね。
エンターテインメントとして、結構楽しい。
ただ、韓国の人が見たらどう思うんかなあ ていうのはひとつ思うね。
最後のオチもそう。