殺人鬼から逃げる夜を見ました。
U-NEXT、韓国のスリラー映画です。
この映画を知ったキッカケは、去年の年末に三宅隆太さんがお勧めしてたから。
三宅さんがお勧めしてるなら見るしかないな!
内容は題名そのまんま
殺人鬼から逃げる夜!
この映画の主人公は、耳が聞こえない。テレアポで手話相談係として仕事してる。
ある帰宅時、ハイヒールが道に転がってきて、人が血だらけなのを発見。
そこから、殺人鬼が凄い執念で追っかけてくるーっていう映画になってる。
この種類のスリラー映画ではあるあるのしょうがいを持つ人が主人公の映画ですね
古いところだと、オードリー・ヘプバーンの暗くなるまでまって。
あれは、目の見えない人が、家に侵入してくる怪しいやつと対峙する話。
サイレンスは、マイク・フラナガンの耳が聞こえない人のスリラー映画。
人里離れた別荘で、物書きをしている主人公に忍び寄る怪しいやつ。
最近の日本映画だと、見えない目撃者っていう吉岡里帆主演のホラー映画は楽しかった。
そこそこぐちゃどろ描写があるんだけど、目が見えないっていう欠点を有利にさせたする部分や、目が見えない人の働き方なんかも描いていて興味深かった。
で、殺人鬼から逃げる夜。
この映画は、サイレンスで退屈だった部分を補っている感じがする。
要するに、サイレンスっていうのは、多分とても低予算な(気がする)感じで、家の中でどうスリラーを展開させるか、っていうスリラー映画になっているんだけど。
この殺人鬼から逃げる夜、っていうのは家の中でほとんど起きない。
耳が聞こえないけど、家の外にでていくスリラー映画。
まあ、勿論家の中の描写もある。耳の聞こえない人が、どうやって音を感知しているかっていうを知らなかったので、なるほどと思った。
ああいう機械があるんだね。
それに、このホラーではしょうがいしゃならではの、
うまく喋れない、伝わらないことをいいことに、殺人鬼がうまく逃げるという、そういう意味でのホラーがある。
ここらへんが、社会への風刺も描いている感じもしてね。
ナイフをどっちが持っていた、持ってなかった?っていう思い込みとかね。
その伏線が後々効いてくるんだけど。
この映画では、ダイナミックな殺人鬼としゅじんこうとのやり取りが行われ、それはまるでカーチェイスのように全力疾走で緊迫感が持続する。
そうです。
ジャスト7.5って感じだよ!!
ジャスト6.5の冒頭部分の、カーチェイス張りの逃走劇は、ただ走っているだけなのに気になって仕方ないんだよ。
もう、走り方が全力疾走。
でも、こちらの映画も負けていない。
全員全力疾走!!!!しかもナゲェ!!!
再開発地域を逆手に取ったひとけのない路上での逃走劇は中々面白い。
また、街中に設置された非常ボタンは衝撃的。
あれ、日本にも作った方がよくない・・・・?あるの・・・?あります・・・?
勿論、韓国映画なのでいいところでお涙頂戴ドラマ展開は少しだけあるんだけど、あってもいい、別に大丈夫!
それにしても、この殺人鬼のやばみがいいなと思っていたら、コンジアムの人だったね。
一見スマートそうにも見えるんだけど、シリアルキラーっぽいやくもいけそうな感じのね。デジャヴ。