サイレンスをみました。ホラー映画です。
マイク・フラナガンが監督ということで、おっかけてみたって感じです。
原題はHUSH。静かにさせるとかそういう意味があります。
主人公は、中学生ぐらいの頃に、病気をして喋れない・耳が聞こえません。
小説家をしていますが、田舎で暮らしたかったので一人でそこで暮らしている。
最初に、料理をしているシーンから始まる。
音がないシーン、音が出るシーンを観客に見せていく。
そんな彼女の連絡方法はチャット。
チャット時に音は出るものの、音に彼女は気づく様子はない。
友達とのチャット中には、PC画面を常に気にしながらやりとりする。
そんな彼女が、忍び寄る殺人犯と対峙する話。
家の中と家の周りだけで物語は展開するのですが、結構面白いです。
この映画、言葉が喋れない・耳が聞こえないため、男が忍び寄っていても気づかなかったりする。重要なのは自分の視覚のみ。
ホラー映画でよくあるのは、目の見えない人が、耳を頼りに戦う話だったりします。
見えない目撃者、ドント・ブリーズ、暗くなるまで待って、とかね。
突如として訪れる暗闇には、目の見えない人が勝つっていう戦い方よ。
で、サイレンスの場合は、盲目ではなく、耳が聞こえない。
どう考えても前者よりも不利と思える。
それをどう戦うのかという話だ。
この映画では、盲目の人が暗闇で戦うよりも、奇抜でぎゃふんな戦い方のアイディアはない。
ただ、見せ方はやっぱハラハラする。
ゲームでいうと、
家でますか?でませんか?
屋根登りますか?登りませんか?
ていうね。
声を出せない人が、途中で自問自答する演出は楽しい。でももう一押欲しい気がする。
それにしても、マイク・フラナガンって、この主人公みたいな黒髪のスレンダーなきりっとした感じの女性好きだよね。