アイ・ケイム・バイを見ました。
Netflixですね。
ホラー・・っていうより、スリラーに近い気がする。
主人公はジョージ・マッケイ演じる23にもなって親のすねかじって、人んちに侵入して落書きする男。
大事なことなのでもう一度言いましょう。
23にもなって働きもせず、台所に食べかすをまき散らし、母親が職場から疲れて帰ってきたのにも関わらず、Netflixを見るためのリモコンをどこかに紛失して、自分の部屋で大音量でデスメタルみたいな感じの音楽を鳴り響かせながら、YOUTUBEで自分の評判をにやにや鑑賞しつつ、台所を片付けもせずに人の家に侵入して落書きしに行くような青年です。
ふぅ。
はあはあ。
舞台はイギリスかな?たぶん。
Sirとかでてきますからな。
で、前置きが長かったけどね。
この映画さ、実は
ババク・アンバリなんですよ。
途中で、一風変わったホラー映画だったので気づいた。
ババク・アンバリといえば、アンダー・ザ・シャドウの方ですね。
これは結構面白いのよね。
次は、ワウンズね。
まあ、ワウンズはいまいちだったんだけど、アイ・ケイム・バイは割と面白いのね。
主人公がさ、友達と共に、富豪の家に押し入って、落書きするっていうイタズラ繰り返してるのよ。
その時の落書きが、アイ・ケイム・バイ、参上って意味らしい。
それを取り上げられていい気になっているような感じでね。
何も長く続かなくって、社会への反感だけはいっちょ前にもっているの。
いろんなことに不満なんだね。
でも、ある富豪の家に侵入したときに、見てはいけないものをみてしまうのね。
で、主人公ね。
やっぱり、一人では何もできないから、いろんなところに頼ろうとするのね。
でもどんどん一人になっていく。
ふがいない主人公は、じゃあやってやんよ!!!
っていう感じで、例の富豪の家に侵入するっていう話なんだけどね。
本当に、小心者というか、臆病者だからねぇ・・。
おお、いいシーンだね、で?で?って思ってると
突如風向きが変わるんですよ!
ええやないか!!!わし、ぶっ・・って吹いたぞ??
まあ、この映画ね。昨今流行りというか、なんというか
主人公が変わる映画なんですよ。
しかもそれだけじゃない、どんどん主人公が変わっていくんですね。
まるでリレーのようにね。
しかも見ていると、普通に進まない。
観客が期待するであろう展開に転がっていかないのね。
まさか、そっちにいくんですの?!という感じで見守っているの。
で、最終的にどう話が転がるんですか?っていう。
そこが興味深くもあって、割と良いですね。
ただ、ホラーやスリラーの割には、
ゾクゾクさせる部分っていうのが少ないんですね。そこが少し残念です。
また、鑑賞者の期待を裏切る、という意味では、見ていてフラストレーションは貯まる可能性はある。
ある意味、実験的でもあり、嫌いな人は嫌い、好きな人は好き、って感じかな。