二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2024
鑑賞リスト

映画:オオカミの家。すべてが動く魯迅。

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オオカミの家を見ました。

久々のストップモーションアニメ。

どんなホラー映画なんだ?てか、どんなアニメ?

 

って見たわけですよ。

めちゃくちゃ面白かったよ!?

こんなに面白いストップモーションアニメは久々だよ。

何がそんなにって、映像表現がすごすぎて、びっくりするんだわ。さいっしょっからね。

 

話の内容的には、仕事もしないで怠け者の女の子が村を飛び出て森で、豚たちと暮らし始めるという、わけわかめな話なんだけどさ。

 

面白いのはそこじゃないの、動きなの。

全部が動いてるわけですよ。

背景アニメーションみたいに、リアルな壁や小屋に描かれた2Dの映像が、ペンキで徐々に塗りたくられながら、移動していく。でも、それと同時に観客の視点のカメラもどんどん動いていく。

 

物語は、ほぼその少女がナレーションしながら、進んでいくわけなんだけどね。

薄暗くて、不気味で、すごい不安に襲われるわけね。怖いのね。ある意味ホラーなのね。

2Dになったり、3Dの人形になったり、ずっとずっと視点が忙しいわけ。すごい疲れるの。

 

すごい見てると疲れるんですよ、この映画。

そこがもうすごく面白い。

アニメーションって動くじゃない?でも違うんだよね、このアニメーションは、

造る過程で動く。

動く過程で作る。

すごく不思議な感じなのね。たとえば走っているアニメーションだったら、走ってるなってわかるじゃない。

でもこれ違うの。どんどん人形に肉付けされていくと、手になって足になって。それがどんどん壁に移っていくと、2Dの壁画になったりして。

 

めちゃくちゃ面白いんだわ。

しかも、魯迅の狂人日記のような気持ち悪さも合間って、なんともいえない仕上がりなんですわ。

 

いやーもう一度見たい映画かな。

チリのクリストバル・レオンとホアキン・コシーニャ監督だって。

なかなか面白い映画だったよ。お勧め。

ただ、3D酔いみたいな感じになりやすい人はあれかな・・w

https://i.ytimg.com/vi/MYI_Fmj8vEE/maxresdefault.jpg

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