ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!を見ました。
アマプラでありましたね。多分どこのストリーミングにもある気がするけど。
ウォレスとグルミットは、みんな大好きクレイアニメの大御所、アードマンが作成しているクレイアニメですね。今回の映画は、初長編映画です。
大好きだよね!
私特に、ここが作っているチキンランが好きなんだよ。
スティーブ・マックィーンの伝説的傑作、大脱走のパロディなんだけど、チキンたちがいかに逃げようとするか、っていう話なのね。楽しいから未見の人はぜひ見てみて。
で、アードマンは粘土アニメなんだけど、この会社昔のスタイルをあんまり崩してなくて、野菜畑で大ピンチも5年半かかって制作してるのね。
そもそも、ストップモーションアニメって数年がかり、10年がかりとか、一つのコンシューマー向けタイトルぐらいの制作時間を費やすわけね。
ナイトメアビフォアクリスマスとかもそういう感じだったわけ。
ストップモーションアニメというと、コララインとボタンの魔女とか、パラノーマンとかもストップモーションアニメなのね。
あれは人形アニメなんだけどね。
ちなみに、パラノーマンって超面白いので是非。
で、ここいらの映画を作っているのは、ライカっていう急成長(と言っていいと思うんだけど)会社なのね。
どの映画だったか忘れたけど、映画祭か舞台挨拶の時に、製作話を聞いたところ、全部の人形を3Dプリンターで制作して、製作時間のコスト削減に挑んでるのね。
昔は、白黒で出力してたけど、カラーに出力したりとか、そういうコストがかかるところを、機械の力である意味自動化した。
でも自動化しすぎた、と最近はずいぶん感じてしまうのね。
より滑らかに、より柔和な表情で。
ってなってくると、なんか
ストップモーションに見えなくなってくるんだよ。
CGとの違いってなんなんだろう?って思っちゃうんだ。
ストップモーションアニメのあの微妙なひとつひとつの違う表情や、ちょっと滑らかじゃない人の動き。
そういうところが好きなんだけど、ライカは自動化しすぎてしまってそこが薄れてしまった感じがするわけね。
だから、悪いとかじゃないんだけど、最近のライカが好きになれないわけなんだよね。
で、アードマンに回帰してくるんだ。
あの手作り感あふれる実物で表現してくれる色々が見たくなってくる。
今回の映画は、ホラーとアクションをいい感じにミックスさせてくれる映画。
前半はホラー要素が結構強くて、後半になると美女と野獣か、キングコングw
相変わらず、グルミットはしょーもないドジだけど悪いやつじゃない飼い主に忠実だし、喋らないけど目で語ってくれるし、最高に楽しいんだ。
野菜畑に盗みに入る兎を捕まえるぞ!!!!と思ったらーー っていう話なんだけどねw
土をワイパーで一個ずつ退ける様を見たり、セキュリティばっちりの野菜畑を見たり楽しいw
ちなみに、ウォレスとグルミットの最新作はまだ作られていない。
ウォレスの声優さんがこの作品を最後に体調が悪く病に伏して亡くなってしまったからだ。
次作があるかはわからないが、また見たいとおもうところ。
ちなみに、アードマンもマウスタウン以降は3D映画もそこそこ作っている。
日本ではあまり公開されないみたいなんだけど、見てみたいところ。
実物とCGの融合といったら、ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンスは素晴らしかった。