ウーマン・キング 無敵の女戦士たちを見ました。
アマプラオリジナルかな。
とあるアフリカの史実に基づいて作られたという話で、最強の女戦士たちを描く。
言ってみればものすっごい王道映画ですね。
ある意味、ブレイブハートみたいに、虐げられた者たちが、立ち上がるような映画ともいえる。
主人公は女戦士の将軍ナニスカ、新兵ナウィ。
ナウィは、貰い手がなくて、手を付けられないと思った親が、
「王様に娘を献上する」といってある日、兵士になるんですね。
その当時、娘はどっかの男の嫁になるしかなかったし、捕虜になっては凌辱され。
その中でも強くたくましく生きていく。
将軍をみなは認めつつも、強くあろうとするナニスカと、そうはいっても人間的一面も垣間見せつつ、感情豊かで、どんどん感情移入していっちゃうのが魅力的。
つまりはキャラクターが王道なんだけれど、俳優たちがとっても魅力で、それが愛らしいんですよ。
新兵を育てることになるイゾギが、何故兵士になったのかの下りや、ナウィと共に、訓練に明け暮れながらも、国を守ろうとする姿勢。
よくよく考えると、どこかのアメリカな国の軍隊新兵物語のようにも思えるわけなのだが、全編ほぼ黒人での撮影と、その身体能力を生かした歴史アクション活劇かつ、強い女性という、なんだかディズニーみたいな映画になっているんですよ。
ただ、ディズニーと違うのはなんといっても
無骨なナニスカなんですよ。
いいですか、よく考えましょう。
ディズニーだったら、細身のスレンダーなそれなりーの若い子を起用するはずです。
でも、ナニスカの、見てください。
この鍛え抜かれたたくましい体を。
イゾギの筋肉隆々とした肉体を。映画の中で懸垂していますからね。
だってナニスカ役の人、何歳だと思いますか。
58歳だよ!!58歳!!
おーぃおぃおぃ。
この前のジョディフォスターのムッキムキ映画思い出すじゃなーいか。
凄い王道なの、伝えたいこともダイレクト。
でもなんていうのかね、ダイレクトなんだけど、私たちは間違ってない、私たちは虐げられる理由なんてない、って彼女たちが訴えてくるんだね。
そのパワーが圧倒的なんですよ。
迫力が凄い映画でした。