パラレル 多次元世界を見ました。
アマプラですね。
SFスリラーかな。
4人で会社を立ち上げた若者がいてだね。
車のアプリを作ったからと、大手に売り込みに来てたんですよね。
でも、「君たちのアプリはいらない。同じものをある男が作ってくれることになった。木曜日までに作ってこれるなら考えよう」
と言われたわけですね。
ある男というのが、その4人の若者のアイディアを盗んでアプリを作ることになったらしいんですね。
絶望の淵に立たされた若者たちが、家で喧嘩していると偶然にも、屋根裏に続く階段を見つけるわけです。
そこで、変な鏡をみつけたと。
すると、その鏡はなんと、別世界に通じる入り口だったー。
という話なんですね。
実は、別世界の時間というのはものすごく速く流れているから、現実世界で過ごした一日が何日にも換算される。
そうだ、別世界でアプリを作ってしまおう!!
というような出だしなわけですね。
この映画の主な話は、オープニングの老夫婦の奥さんの話にかかわってくるわけですね。
まあ、このオープニングのやつは興味深く良くできた話なんですが、これがどんどんと、派生していくわけですね。
二度あることは三度あるし、四度ある。と。
ある意味ドラえもんみたいな話にもなっているわけなので、タイムリープか何かのようにも見えてくるわけですが。
パラレルワールドを行き来するうちに、自分を見失っていくし、友情も壊れて行ってしまう、というのがまたテーマでもありますね。
途中少しグロテスクな部分はあるかな。そういう意味ではホラー要素もあるけど、ほとんどホラーな描写はないですね。
世にも奇妙な物語的なものに近いかな。
人生で一番苦労したことが、自分の中の糧になる、というようなことを、この映画ではとある若者が口にする場面があるんですが。
脚本家か、監督か、言いたかったことなのかなあ と思ったり。
という意味でいうと、ケリークラークソンの、What doesn't kill you makes you stronger。私を殺しきらないものは、私を強くする、って一説も好きですね。
strongerって歌。もともとは、ニーチェの言葉。
この4人の若者のことを考えると少し切なくなる一説ですね。