EO イーオーを見ました。
U-NEXTです。
ロバが主人公の映画ですね。
ヒューマントラストシネマでやっていたんだけど、見逃してしまって。
U-NEXTで見ました。
最近の映画、結構短い上映で終わってしまうからな~。
で、イーオーね。
くまのプーさんとは何の関係もないんですよ。
なんで名前がイーオーかっていうと、ロバの鳴き声に由来してるらしいですね。
知らなかった。
猫ににゃおとかつけるような感じなのかな。
で、だ。
EOは、ロバの名前。
サーカスで働いてるの。
そこで一緒にショーに出てたお姉さんにかわいがられている。
お姉さんの上司のサーカス団長みたいな人に虐げられてもお姉さんさえいれば大丈夫。
大量の廃棄物をゴミ捨て場に持って行ったあとに、集団とすれ違う。
サーカスなんて動物虐待だ!
声高に訴える人間たち。
でも、これがあとで皮肉に変わっていく。
サーカスはなんと、破産して没収されてしまう。
もちろん、イーオーも。
イーオーはお姉さんと離れ離れになってしまう。
車に揺られながら外の景色が見える。
縄につながれることもなく、野をかける馬を眺めて、イーオーはああなりたいと思っている。
そうして、どんどん流されていくイーオーのロードムービーになっている。
この映画の主人公は、イーオーなので、イーオー側の視点から映画を眺めていく。
眺めていると、身勝手な人間の姿が見えてくる。
勝手に関わって勝手に置いていく。
いやあ、ちょっと待ってくれよ、イーオー。って。
イーオーは野生だったわけでもなんでもないからさ、野生では生きられないじゃん。
でもさ、かといって人間にかかわってもうまくいかなかったらどうすればいいのさ?
最後まで見ていると、むざむざと、なすすべもなく、無力感に襲われてしまう。
どちらが良いのだろうかと。