ナイトメア・アリーを見ました。
RakutenTVです。
ギレルモ・デル・トロ作品ですね。
珍しく、ホラーとかそういうのではない感じというか。
今回の映画は、やったらめったら長いんだけど、一人の男の人生の話なので、まあそれは長いんですね二時間半。
で、ナイトメア・アリーね。
元々白黒映画で昔映画があったようだね。原作もあるし。
当時は悪魔の往く町、というタイトルだったみたい。
ナイトメア・アリーも悪魔小路という原作そのまんまのタイトルから来てる。
ところでみんな。
WIKIは絶対読むなよ!
フリじゃないぞ!なんでかっていうとな、わかってると思うが。
オチが最後まで書いてるぞ!丁寧にな!
で、それは見なかった前提で話すよ。私も白黒映画みてないんだけどなっていう前提でいくけどね。
主演は、ブラッドリー・クーパーなんだよね。
この間、ハウス・オブ・グッチみたから、すげー思い出したじゃねーかよ、シャロウをさ。
で、ブラッドリー・クーパーは、ぶらぶらとサーカスみたいなちがうわ、カーニバルにやってくるんだよね。
いろんな見世物をやっていて、その中でも大きく獣人について扱っててな。
みんな、檻の↑から、怖いものみたさできゃあきゃあ言ってみてやがんのね。
でも、どう考えても人間なんだよね。
知ってか知らずか、そういうものを分かったうえでみんな見に来てる。
勿論、それだけじゃなくて残酷じゃない見世物もあるにはあったりして。
で、主人公は、今夜の寝床を捜して仕事を探して、そこに転がりこむんだよね。
この後まだまだ続く、まだ序盤。
其のあと、主人公は読心術を心得たじいさんに会うんだよ。名前はピート。
どんどん興味を持っていって、そのうちピートに教えをこうようになるんだけど、ピートは読心術は深みにはまっちゃいけないんだ、って警告するんだよね。
でも、主人公はとまらなくってーっていう話ね。
話がどんどんあらぬ方向に転がっていくんだけどね。
場所も舞台も時間も変わっていってね。
登場人物たちも、年月とともに変わっていく。
物語としては、由緒正しいノワール感があってね。
まるで、小説を読んでいるような感覚になる。
トニ・コレットの占うタロットカードが不気味に主人公をいざなっていくわけなんだけど、主人公はそれを鼻でせせら笑う。
そんな彼の口癖は、絶対。
絶対、酒は飲まない。
絶対という口癖は不思議なものでね。
とてつもない自信家である反面、自分にまじないをかけているようにも聞こえる。
いろんな路を通りながら、結局最初にやってきた道に戻ってくる、そんな面白さがあって、きれいにオチがついた。
そんなブラッドリー・クーパーの笑いが止まらない、そんな映画でした。