女性たちの中でを見ました。
東京国際映画祭です。
スペイン映画かな。
スペインのバスク地方ってところの話でね。
ある女性団体がいるのね。
女性の中絶手術が禁止されていてね、それに反対するデモや活動を行っていたってわけなのね。
店主にペンキを頭からかけたり、バスで街を回りながらスローガンで訴える。
その団体に主人公も参加してるんだけど、彼女もなかなか反発的でね。
お母さんと反発しあったり、甘えたり。
当時のスペインでは中絶手術ってなると、国外にいったり、内密で受けてみたり、いろいろあるわけね。
お母さんは、看護師か何かだったのかな、ある夜、叔母さんが訪ねてくるのね。
どうにも神妙な面持ちで、母と会話してるわけよ。
旦那さんに言ったら殺される・・!あの人は、でも、ほしいのは男の子で・・
あ、察し。
という、当時中絶できない女性たちがどうしていたか、という話が垣間見えるわけですね。女性たちで徒党を組んで、内密に中絶したい人たちを手助けする。
ばれたら自分も警察に捕まってしまう。
と、前半は社会派ドラマとして描かれています。
ですが、後半は主人公の恋愛模様へと発展するわけですね。
なんともややこしい話になっているのが、主人公が思いを寄せるのが、ある特殊な女性、ということになるのですが、ここらへんから少し辻褄が、うん?となっていったりします。
なぜ君は今ここで運転しているんだ?という違和感はやっぱあったかな。
結果的には、ちょっとなじめない私がいましたが、全体的に映像は美しく、女性が特に
美しく描かれている作品だなあ、と思いました。
納得いかないストーリーラインではあったかな、というところ。