アンテベラムを見ました。
U-NEXTですね。
ホラー映画です。
ていうか、最初にYOUTUBEの予告つけちゃってるけどさ。
予告見ない方がいいよ。
なんて予告だよ!!w 見せすぎだよ!!w
見なくてよかったぜ。
で、まあ話を戻すよ、予告見てない想定で話そう。
アンテベラムっていうのは南北戦争前の、って意味。
要するに奴隷制度があった時代のアノことを指すのね。
レディ・アンテベラムっていうアメリカのカントリーミュージックの人たち居たんだけど、奴隷制度を連想させるってことで、レディ・Aっていうバンド名に改名してたりしますね。
カントリーミュージック自体は結構音楽の感じとは私は好きなんだけど、白人の音楽みたいな感じの言われ方をされてる感じはあるよね・・?(どうなんだろう・・?)
歌詞をちゃんと読んだらいろいろ考えるところあるのかな。
テイラースウィフトはカントリーからでてきたけど、いつの間にか別のジャンルの人になったね。私はギターをかき鳴らすテイラースウィフト好きだったからあっちは好きだったんだけど、歌詞の内容は昔の時代を思わせる女性像だったらしい。
今は、パンチの聞いた世界へ発信する歌姫になったね、それはそれでいいのだと思う。
で、映画のタイトルだけでこんなに連想しちゃったわ。
話を戻すと、この映画
プランテーションの奴隷として働く黒人女性が主人公になっています。
冒頭から、マンディンゴでも、ジャンゴにもよく出てくるあのスパニッシュモスの登場。
緑生い茂った住宅の周りを囲むようにスパニッシュモスが生える。
そこでカメラがどんどん奥に進んでいくと、遠くの方で黒人と白人が争っているのが見える。
ここまでずっとワンカット。
奴隷制や人種差別テーマのホラーなので、ここらへんはオープニングだけに大きく取り上げてくる。
何事もなかったように迎える翌日も、毎日そのプランテーションには掲げられるあの旗。
そう、南北戦争時代に南軍が掲げたとされる旗です。
赤地の色に青いバッテンマーク。この前、レザー・フェイスの映画に出てきたから記憶に新しい。
そのプランテーションには、日々黒人たちが送られてきて、綿花を積み、白人たちに黒人の歌を歌わされる。
妻を失った黒人男性は、妻が焼かれた焼却炉で妻が身に着けていた十字架を発見して泣き崩れる。
新しく連れてこられた黒人女性は、主人公の女性に問う。
ここは一体何なの?と。
そう、何かおかしいわけですね。
で、徐々に明らかになってきて、1/3ぐらいあたりから展開が飛ぶ、という作りになっているんですね、これが楽しいわけですけど。
この映画では、主人公が実際に見逃がしている壁にかかっているスパニッシュモスと共に描かれている住まいの絵画や、食事をしているときに声をかけてくる人々の顔が首から下しか描かれていない部分。
そういうところが、恐ろしいんです。
誰かわからないんだから。
自分を差別してくる人は、みんなだろうか、一部だろうか、そんなことは全然わからないけどね。ただ、そこの恐怖は伝わりにくい。
そういう視点というよりは、誰が・あそこに・いたか という視点の切り取りになってしまっている感じはある。
さて、antebellumにはeが2つ入っているけど、英語のタイトルも日本語タイトルも、そこは逆転しているんだよね。