ホワイト・ボイスを見ました。
U-NEXTのSFコメディドラマですね。
ホワイト・ボイスっていうのは、白人声のことを言うそうです。
ただ、こちらの映画原題は、Sorry bother to you.お忙しいところすみませんがーっていう枕詞です。
主人公が職探しの面接する場面から始まるんですね。
経歴を詐称して、職にありつこうとする。
上司はもちろん白人。
詐称しても大丈夫だ、寧ろ、詐称してくるぐらいの方が向いている!早速働いてくれ!
と、歓迎される。
職場は、テレアポ営業の会社だ。
このテレアポ電話の演出が楽しい。
電話をかけて繋がる先は、
今まさに取り込み中!!!というやつばかりだ。
主人公が仕事する机丸ごと、電話を掛けた相手の目の前に落ちてくる。この演出は楽しい。
まさに、お忙しいところすみません。
主人公は、叔父のガレージで暮らしているが、家賃は滞納、叔父は借金のローンで首が回らない、そんな中起きるストライキ。
しかし、それと同時に、ホワイト・ボイス(白人声)を習得することで商品が売れまくって、営業成績がガンガン伸びる。
みながあこがれる会社の頂上の部署へと異動になるのだがー。
っていうね。
この映画の一風変わったところは、
普通のコメディ映画じゃないところ。
普通は、出世した男が反省して、何が大切か?を発見していく映画になるはずなんだけど、これはちょっと違う。
ある意味、途中で少しだれるところはあるんだけど、
途中で少しドント・ルック・アップみたいな雰囲気のブラックコメディも醸し出してくる。
ところで、白人声?って意識したりしたことある?
YOUTUBEで英語の字幕勉強とかするために、読んでいると如実にその違いがわかるんよ。英語の字面とか使う単語が随分違ってて。
例えば、話それるけどイギリス英語。
イギリス英語って日本人からすると凄い聞きやすいと思うんね。発音ハッキリしてるし。とはいえ、can'tはカントって発音したりするのが特徴的。
アメリカ英語は、はっきり発音する人と、もにょもにょしてて聞き取りづらい人も結構いるので、字幕で見ないと無理だなって感じになる。
でも、黒人英語はさらに難しい!
単語が結構違うし、発音のアクセントが強いっていうか、なんていうか。
意味を理解するのが難しかった。
youtube original にstep up high waterっていうのが無料で見れるんだけど、なるほどおーってなるのでお勧め。
ちなみに、オーストラリアとかニュージーランドのニュース映像とかはもっとすごい。
アメリカニュースは早いだけで滑舌はいいんだけど、オーストラリアやニュージーランドって結構聞きづらくて!
と、英語にも色々あるんだなあ と昔思ったわけね。
で、ホワイトボイス。
白人声で話してみろよ、警察に道路で止められたら、白人声を出すだろう?
っていうシーンは印象的だ。
これの切り替えの手法は皮肉にもコミカルで面白い。
そうきたかw と
いかにも胡散臭くてしょうがないw
そしてこの映画、実は字幕と吹替がある。
吹替ではどんな感じでしゃべっているのかな?と思って興味本位でそっちも見てみた。
手法の切り替えかたは一緒だ。
私たちが、白人だと思う感じの声に吹替が切り替わる。面白いw
少し皮肉でコミカルなSF。若干だれけど、最終的には奴隷というキーワードをもとに、爽やかにさらに皮肉っていく。
ちなみに・・
これ、作り物のナニが出てくるので、一応注意かな?
一応R15指定だね。
ちなみに、テレアポの同僚としてスティーブン・ユアンが出ている。
テレアポにいるのは、黒人、年を取った白人、アジア系、そういうことなんだろうね。
ユアンはいつも気づくとどこかにいるよね、凄く印象に残る。