二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2024
鑑賞リスト

映画:ホワイト・ボイス。お忙しいところすみません。

www.youtube.com

ホワイト・ボイスを見ました。

U-NEXTのSFコメディドラマですね。

 

ホワイト・ボイスっていうのは、白人声のことを言うそうです。

ただ、こちらの映画原題は、Sorry bother to you.お忙しいところすみませんがーっていう枕詞です。

 

主人公が職探しの面接する場面から始まるんですね。

経歴を詐称して、職にありつこうとする。

上司はもちろん白人。

詐称しても大丈夫だ、寧ろ、詐称してくるぐらいの方が向いている!早速働いてくれ!

 

と、歓迎される。

職場は、テレアポ営業の会社だ。

このテレアポ電話の演出が楽しい。

電話をかけて繋がる先は、

今まさに取り込み中!!!というやつばかりだ。

主人公が仕事する机丸ごと、電話を掛けた相手の目の前に落ちてくる。この演出は楽しい。

まさに、お忙しいところすみません。

主人公は、叔父のガレージで暮らしているが、家賃は滞納、叔父は借金のローンで首が回らない、そんな中起きるストライキ。

しかし、それと同時に、ホワイト・ボイス(白人声)を習得することで商品が売れまくって、営業成績がガンガン伸びる。

みながあこがれる会社の頂上の部署へと異動になるのだがー。

 

っていうね。

この映画の一風変わったところは、

普通のコメディ映画じゃないところ。

普通は、出世した男が反省して、何が大切か?を発見していく映画になるはずなんだけど、これはちょっと違う。

ある意味、途中で少しだれるところはあるんだけど、

途中で少しドント・ルック・アップみたいな雰囲気のブラックコメディも醸し出してくる。

 

ところで、白人声?って意識したりしたことある?

YOUTUBEで英語の字幕勉強とかするために、読んでいると如実にその違いがわかるんよ。英語の字面とか使う単語が随分違ってて。

 

例えば、話それるけどイギリス英語。

イギリス英語って日本人からすると凄い聞きやすいと思うんね。発音ハッキリしてるし。とはいえ、can'tはカントって発音したりするのが特徴的。

 

アメリカ英語は、はっきり発音する人と、もにょもにょしてて聞き取りづらい人も結構いるので、字幕で見ないと無理だなって感じになる。

でも、黒人英語はさらに難しい!

単語が結構違うし、発音のアクセントが強いっていうか、なんていうか。

意味を理解するのが難しかった。

youtube original にstep up high waterっていうのが無料で見れるんだけど、なるほどおーってなるのでお勧め。

www.youtube.com

ちなみに、オーストラリアとかニュージーランドのニュース映像とかはもっとすごい。

アメリカニュースは早いだけで滑舌はいいんだけど、オーストラリアやニュージーランドって結構聞きづらくて!

 

と、英語にも色々あるんだなあ と昔思ったわけね。

で、ホワイトボイス。

白人声で話してみろよ、警察に道路で止められたら、白人声を出すだろう?

っていうシーンは印象的だ。

これの切り替えの手法は皮肉にもコミカルで面白い。

そうきたかw と

いかにも胡散臭くてしょうがないw

そしてこの映画、実は字幕と吹替がある。

吹替ではどんな感じでしゃべっているのかな?と思って興味本位でそっちも見てみた。

手法の切り替えかたは一緒だ。

私たちが、白人だと思う感じの声に吹替が切り替わる。面白いw

 

少し皮肉でコミカルなSF。若干だれけど、最終的には奴隷というキーワードをもとに、爽やかにさらに皮肉っていく。

ちなみに・・

これ、作り物のナニが出てくるので、一応注意かな?

一応R15指定だね。

 

ちなみに、テレアポの同僚としてスティーブン・ユアンが出ている。

テレアポにいるのは、黒人、年を取った白人、アジア系、そういうことなんだろうね。

ユアンはいつも気づくとどこかにいるよね、凄く印象に残る。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/819bUazoj8L._RI_.jpg

©2015-2019 javok's diary