赦しを見ました。
U-NEXTかな。
ミステリードラマ、ってところ。
10代のころに、同年代の少女を殺してしまった女性の再審の機会に、被害者の両親を含めた人間関係が展開していく話。
基本的には、被害者の両親たちの葛藤と、主人公の葛藤を交互に描いていく流れ。
主人公の虚ろなまなざしはとても良い。
何を考えているのか、どこか遠くを見つめて、何かを考えている。
被害者の両親はともに離婚し、旦那は酒に頼って日々を暮らす。
なので、やたらと酒のシーンが出てくるのだが、気になって気になってしょうがないのがね。
出てくる酒洒落すぎてるんですわ。
ウィスキーとか、日本語の漢字の文字書いてるような酒やら、日本酒ガンガンいれていくわけ。ってことは、サントリーじゃん。高いじゃん。
どう考えても、昼から飲んでるようなアル中おやじだったら、
ストロングを飲むんじゃないんですか?!
手軽にコンビニとかで手に入るような酒を手に入れると思うんですけど、違います?!
という、ワイングラスやら、ロックやらで酒を飲んでいるさまが、違和感がすごいんですよ。
MEGUMIと新しい旦那も、洒落たワインとか飲んでいるんですが。
もうなんか、洒落すぎてて、その絵面が気になって、頭に入ってこないんです。
そして、説明台詞も多くて。
10代の同級生を殺害する理由といえば、とういのは冒頭でシーンとして入ってくるのでわかるわけだが
いじめのシーンが、ステレオタイプすぎてダメだよ
この人いじめられたことないのかな。イメージで書いておるよな。
まあ、大半の人はいじめられたことないか。
人を殺すまでの衝動が、起きるまでの理由付けがとても薄く感じる。
イメージに頼っている感じがする。
だから、この映画に説得力が感じられない。
演技くさく、リアリティがなく、納得ができず、その雰囲気が漂っている。
ただ、主人公の存在感は結構あって、そこは、もったないなあ、と思う映画だった。