コーダあいのうたをみました。
AmazonPrimeですね。
コメディドラマです。
ていうか、U-NEXTいつ配信すんだよ!w
と、切れてもしょうがないんだZE。
コーダあいのうた。アカデミー賞作品賞をとりましたね。
メラニーさんが、コーダはいい映画だけど、でも違う映画にとってほしいようなもやもや・・みたいなことをラジオで言ってましたね。
思い出したのは、このTBSの回。
手話は言語としてみるものであって、パフォーマンスではないの話。
ちなみに、主人公のルビーの手話自体はちょっとつたないな、という感じではあるらしい。
余談だが、彼女の家族役はみんな実際のろう者の肩が演じています。
でさ。
映画見た感想としてはだな
すまん、号泣した
っていう。
コーダ あいのうた、っていうのはあるろう者の家族の話で、
ティーンあるあるの田舎から飛び立っていきたいけど、何かいろいろな困難な壁があって、家を離れることができない という系列の映画です。
これ系の映画っていうのは、ド田舎から出てきている私はもうテーマとして、感情移入度が高いんだよね。
でさ、コーダっていうタイトルね。
コーダっていうのは、ろう者の家族中で耳が聞こえる、喋れる人のことを指して言う言葉。というか、両親がろう者である子供をさしていう。
主人公を演じるエミリア・ジョーンズもそれなのね。
父も母も兄もろう者。
親父と兄は、漁に出てる。周りはろう者じゃないから、通訳としても主人公ルビーは一緒にいる。
漁に出る日は、朝の3時に起床する。
疲れて授業は居眠りばかり。
でも、歌うことが好き。
家でも、船の上でもいつも歌っている。
でも、人の前で歌うのは苦手、笑われるんじゃないかって怖いから。
そんなルビーは、歌を歌うことが好きだから、音大への道を考える。
でも、家族は通訳としてのルビーを必要としている。ルビーも、家族から離れて行動することに不安を感じる。
小学生のころには、親の代わりにビール2つ、とオーダーしていた。
そんな子だった。
家計はカツカツで、漁業組合は売上の6割をかすめ取っていく。漁業組合に不満を持った親父は事業を立ち上げることになるのだが、さらにルビーが必要になっていき、ルビーは自分がどうしていくべきなのか、葛藤していく。
というドラマです。
いやさあ、この映画ね、手話が結構多いんだよね。
手話がこんなに多い映画は初めてみたんだけどさ。言いたいところはそこじゃないのよ。
私は、しょうがいしゃ系の映画がとても苦手なのね。
ピーナツバターファルコンとか、チョコレートドーナツとか、ワンダー君は太陽とかね。
何故か、お涙頂戴目線で見ちゃうんだよ。
コーダもそうだろって??全然違うよ。
コーダは、悲壮感が全く漂ってないのよ。
さっき上げた3つの映画には、後ろにひっそり隠れた可哀そうという悲壮感が漂っていて、あらかじめそれを感じながら映画を鑑賞している自分がいるの。
それが嫌なのね。
そういうお前があかんのやろって感じがしなくもないが。
コーダはさ、全然違うんよ。
彼らは家族として普通に当然に当たり前に生活してて、家族としてそこにいる。
そこで鑑賞してて感情移入しやすいのは、コーダであるルビー。
ルビーは生まれた時から家族の通訳として生きていて、家族もずっとルビーに頼ってる。
それが娘を縛り付けていることも重々承知で、兄もそれがわかっているけど、もやもやを抱えて。
そんな境遇をすごい感じるのだ。
私が心を打たれるのは、やはり中盤以降のコンサート以降のシーン。
わからないのだ。
それが、こちらに伝わってくる。
親父が本当に、わからないということを、切実に伝えてくるシーン。
歌が好きなルビーの、歌、そのものがわからない。
でも、わかろうとする親父が。さ。
やめてえええええええええ。私これから、家の外で自転車掃除する予定なのに、家の外出れない顔にしないでええええええ
わかろうとするのよ、親父さ。
でさ、伝えようとするのよ、娘がさ。
わかろうとする、伝えようとする、でもその気持ちが暖かいわけよ。
純粋に、家族の映画としてもいい映画だし、ろう者を扱ったテーマとしても重くなりすぎずに、人間ドラマにしている。
良い映画でした。