メタモルフォーゼの縁側を見ました。
邦画ですね。
RakutenTVです。
主役は、芦田愛菜。そのお友達になるおばあさんが、宮本信子。
主役のね、子は、本屋でアルバイトしてるんですよ。
真夏にね、何回忌めかの旦那の法要の後、ふと本屋に立ち寄って、漫画を手に取ったのね。おばあさんが。
絵がきれいだなあ、って。
で、それがBLとも知らずに漫画を買ってかえるんよ、おばあさんがね。
家に帰って読んでみて、中身をみるとBLで。
あらまあ、って感じだけど、別に偏見もなんもなくて。
ただ
続きが読みたいなあ、って。
で、また本屋に行くのよ。
その本屋ではもちろん、芦田愛菜がアルバイトしてんのね。
この映画の興味深いところはねえ、このおばあちゃんが、ただただいい人なのよ。
偏見も何もなくてね、好きなものが好きなことっていいことじゃないの。って。
BLが好きなことに後ろめたさを感じていた芦田愛菜も、徐々に心を開いていってねえ。
そんな彼女の幼馴染の男子も、芦田愛菜がBL好きなことは知ってても嫌な顔ひとつもせずに偏見も持たずに、後半は男前な人の好さもにじみ出ててね。
凄い大きな浮き沈みがあるわけじゃないんだけどね。
日常で考えると大きい浮き沈みはあるんだけどねえ。
でねえ、本当に悪い人が出てこない映画なんだよ。1ミリもね。
まあ、私は根性がねじくれてるから、人間の悪い心だとか、汚い心シリーズなホラー映画や、スリラー映画は好物だけど。
良い人しか出てこない、そんな物語があってもいいじゃないかって。
そういうものを見ると、明日も元気になれる気がする。そういう話なんよ。
二人を見てると、そういう気持ちになるんだわ。