二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2024
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映画:メタモルフォーゼの縁側。良い人たちしかいない世界の良い話でもいいじゃない。

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メタモルフォーゼの縁側を見ました。

邦画ですね。

RakutenTVです。

 

主役は、芦田愛菜。そのお友達になるおばあさんが、宮本信子。

主役のね、子は、本屋でアルバイトしてるんですよ。

真夏にね、何回忌めかの旦那の法要の後、ふと本屋に立ち寄って、漫画を手に取ったのね。おばあさんが。

絵がきれいだなあ、って。

で、それがBLとも知らずに漫画を買ってかえるんよ、おばあさんがね。

家に帰って読んでみて、中身をみるとBLで。

あらまあ、って感じだけど、別に偏見もなんもなくて。

ただ

続きが読みたいなあ、って。

で、また本屋に行くのよ。

その本屋ではもちろん、芦田愛菜がアルバイトしてんのね。

 

この映画の興味深いところはねえ、このおばあちゃんが、ただただいい人なのよ。

偏見も何もなくてね、好きなものが好きなことっていいことじゃないの。って。

BLが好きなことに後ろめたさを感じていた芦田愛菜も、徐々に心を開いていってねえ。

そんな彼女の幼馴染の男子も、芦田愛菜がBL好きなことは知ってても嫌な顔ひとつもせずに偏見も持たずに、後半は男前な人の好さもにじみ出ててね。

 

凄い大きな浮き沈みがあるわけじゃないんだけどね。

日常で考えると大きい浮き沈みはあるんだけどねえ。

 

でねえ、本当に悪い人が出てこない映画なんだよ。1ミリもね。

まあ、私は根性がねじくれてるから、人間の悪い心だとか、汚い心シリーズなホラー映画や、スリラー映画は好物だけど。

良い人しか出てこない、そんな物語があってもいいじゃないかって。

そういうものを見ると、明日も元気になれる気がする。そういう話なんよ。

 

二人を見てると、そういう気持ちになるんだわ。

https://metamor-movie.jp/assets/img/ogp.png

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