シン・ウルトラマンを見ました。
アマプラですね。
さっそく見たよ!
ご存じ、シン・ゴジラからのシン・ウルトラマン。
樋口監督と庵野氏によるシンシリーズですね。
まあ、色々あるけどさ。
楽しかったよ?!
とりあえず、この映画見る前に一応押さえておくのは
- 新世紀エヴァンゲリオン
- シン・ゴジラ
- ウルトラマンシリーズ
とかですね。見ておくと、より楽しくなると思うって意味でね。
よくよく考えたらさ、エヴァンゲリオンって、外来生物(?)として使徒がやってくるじゃん?
で、エヴァンゲリオンがそいつらと戦うよね。
野山でバリバリ肉弾戦。
ミサイルでぼんぼん打っても全然歯が立たない人類。そこをエヴァンゲリオンがやってきて戦うじゃんね。
エヴァ自体も、元々ロボットってわけじゃないから、
原点自体はウルトラマンなわけだ。
中学生ぐらいのころに、エヴァを初めて見たとき、ロボットアニメだと思ってみてたんだけど、でも、ロボットじゃないな、なんだこれって思ってたのはそれなのか?って今更気づく。
そして、私はウルトラマン結構好きでね。つっても、TV放送を見てた世代じゃなくて、田舎育ちだから、楽しみがレンタルビデオ屋ぐらいしかなくてね。
小さいころは、よく、仮面ライダーや、ウルトラマンを借りたいってせがんでたよ。
特に、ウルトラマンエースが好きでねえ。セブンも好きだけどさ。
エースってさ、二人でフュージョンして合体変身したりするんよ、楽しくってな。
と、ウルトラマンのこと色々思い出しながら見ちゃったよ。
映画の話に戻そう。
主人公は、神永ってやつだよ。禍威獣かな?とかいてかいじゅうと読む。
この当て字よ・・・禍威獣・・・
さすがだよ!!なんか知らんが中二感満載じゃん!
と、活字に感心しているのもつかの間。
冒頭から、懐かしいエヴァ感を醸し出しながら、部隊のPCもったスーツ姿の室員たちが、自衛隊のテントに押し寄せてくる。
指揮官は私たちがいただいた!
というやり取りをしている間の、自衛官のあーくそがー っていう表情がたまりません。
ここらへんからカットの嵐に入ります。
シン・ウルトラマンで面白いのは、エヴァカット。
まあ、私がそう勝手に呼称する。
容赦のない下からのアングルカットや、喋ってる人と人の間に物を置いた斜めから構えたカット、謎に日本酒が並んだ奥から人物を写したり、そこから撮ります?!ってカットのオンパレードなのよ。
でも、これ、エヴァではめちゃくちゃやってたよね。
シン・ゴジラで、ここまでこういうカットしてたかなあ?というぐらいカットいれてくる。
実写みながら、アニメかと錯覚しちゃったよ。
頭の中で、エヴァの登場人物出てきてたわ。
通常、邦画でこういうカット割りはしないよね。アニメはよくあるけど。
そこが面白いなあと思ってこの映画、見てた。
で、途中から神永は、退避できてない小学生を見つけて、自分が助けに行きます!と言って、ウルトラマンが現れた衝撃で死んじゃうわけね。
その自己犠牲に興味を持ったウルトラマンが、神永と融合するって展開になっている。
まあ、まずここの違和感はあるよね。
なぜおまえが行く・・・・?!
司令部、指揮官としてチームが送り込まれたのであれば、アナタ言ってきて!と、誰かにお願いするのが普通な感じはするけど、神永は走って小学生助けに行くんだな。
まあ、無理やり感はあるが・・
みなかったことにしよう!!
そうこうして、人間と融合したウルトラマンが、人間を理解しようとしていくなかで、人類を守ろうとする、という話になっていますね。
このシン・ウルトラマン良いところと、微妙に感じるところ、2つあると思うのね。
良いところはやっぱり斬新なとこね。
古臭くて新しい。
今までこんな撮り方、やらんだろうなって感じのところはあるし、エヴァ慣れしてる側からすると、その延長の過去か未来を見てる気分にもなるし。
ああ、勿論エヴァ的だから、わからん用語をわからん用語で説明するみたいなこともあるよ。
ウルトラマンはCGだけど、脇とかはよれて着ぐるみ感を醸し出しつつ、飛んでるときは模型感が半端ない。古くて新しい。
かいじゅうたちも沢山出てくるけど、着ぐるみでは出せない新しい形をあえてチョイス。
外来生物たちが、どんどん進化していく、その様もエヴァと似てるよね。
対話できるようになっていくからね。
最後のほうは、カヲルくんかな? とか思いながら見てたわ。
ただ、違和感も少し感じるね。
話の少し強引さ、そして神永の人間への執着。
神永・・もといウルトラマンは、神永の自己犠牲に興味を持って、人間は自分の命を賭して守るに値するという想いになっていくのね。
でも、ウルトラマンが、何故そこまで人間に肩入れしていくのか、そこの部分は省略されているわけよ。
まあ、神永と融合したから、融合したうえで、神永の記憶を元にそうなっていったかもな、っていうのはあるんだけど、そこは描かないのね。
まあ、描いたら、湿っぽくなりそうだしってのはあるのかも。
割とアクションよりの作りになっているから、湿っぽくすると、アクション映画の途中に急に湿っぽくなってしまう韓国映画のようになりかねないといえばなりかねないが・・
バランスが大事と言えば大事な気もする。ちょびっとでいいんだよね、たぶんちょびっとでね。
で、もう一つの違和感は必要以上のオケツパンパンね!
ヒロインの長澤まさみが、自分のケツをパン!相手のケツをパン!もひとつパン!みたいな感じで、気合い入れてこ!ってパンパン叩くんだ。
なんで、こんなにパンパン叩くんだ・・・?WHY・・?日本の文化?
と、きっと外国人の方は思ったに違いない。
これってなんか、アニメ的表現な気もするよね。
背中をパン!だと、また違う気がするんだけど、なんでケツパンなのかは、知りたいところだ。あれはコミカル要素なのかな・・。
アニメ的要素もあったなあ、そういえば、途中でキュウべぇのマグカップが見えた気がするわ。
途中から、長澤まさみがミサトさんに見えてきたけど、ビール飲んでねーとミサトさんに見えねーぞ!
余談だが、声優も豪華だ。
イケボな、山寺さん、津田健次郎さんまで出てます。
良きかな。
なんだかんだで楽しめたよ、でも続編は・・ないんでしょうか?!
勿論、樋口&庵野のタッグは変えないでください。
シン・ゴジラ2みたいなことにはならないでぇ・・。