二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2023
鑑賞リスト

映画:X エックス。A24ホラーはいろいろ詰まってる

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X エックスを見ました。

U-NEXTですね。

ホラー映画です。

 

時は1979年代を舞台にしたホラーです。

ある若者たちの集団が、ポルノ映画撮影のために、田舎のロケ地に。

なかなかポルノを撮らしてくれねぇからな!しかたねぇのさ!

 

低予算ではしょうがねぇやってことで、田舎で撮影する一行。

ガタガタのバンにのりつけ、ガソリンスタンドで補給。

そのまま、田舎の一軒家を目指していきます。

 

途中、ガソリンスタンドで男性が補給するところをカメラマンが撮影するんですが、

そんなんじゃだめよ!股間あたりにもっていって、カメラは上から撮影するのよ!

と、主演のポルノ女優。

おお、なるほど・・車と、給油する人をそんな風に見たことなかったわ・・。

と、変なところで謎に感心する。

 

そのまま、不穏な一軒家に行きつくんですが、なんかいろいろ気分は

悪魔のいけにえですよ!

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おーいおいおいおいおいおい。

さあて、誰が最初に?と思いながら、気分は火サス。

見守っていると、田舎にめちゃくちゃ年寄りでよぼよぼの爺さんとばあさんの夫婦が出てくるんですけどね。

 

明らかに最初から怪しい。

そう、ネタバレしておきます。

こいつらです!!お巡りさん!!

という、気分は、ドント・ブリーズですね。

最近は、弱者が、強者の立場の人をぎゃふんする映画が流行ってますしね。

だから、年寄りがぎゃふんさせる映画、っていうホラー映画になっているわけです。

 

しかしこの映画見ていると気づくのは、ホラーシーンとは対照的な明るいポップな映像を使ってくることですね。

昔のホラー映画にもよくありましたが、こういう音楽の使い方私は好きなのね。

で、

そこへ来て、landslideですよ。

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民家で若者たちが、夜中に打ち解けあっていると、何故かギターをかき鳴らし、女性が歌を歌ってくれます。(何故か、というのはいつものように、って意味です)

 

landslideっていうのは、1975年に流行ったfleetwood macの歌です。

土砂崩れ、地滑りという意味がありますが、逆に圧勝という意味もあるそうです。

その歌詞を流しながら、年を取っていくおばあさんとの対象的なシーンがとてもいいですね。

 

自分は年を取っていくのに、若者たちは生命力に溢れている。

 

neverendingmusic.blog.jp

長いですが引用してみましょう。

 

Well, I've been afraid of changing
'Cause I've built my life around you
But time made you bolder
Even children get older
And I'm getting older too

 

そうよ 私は変わることを恐れてきたの
だって私は自分の人生を
あなたの周りに築いてきてしまったから
でも時間はあなたを大胆にしたの
どの子どもだって大きくなっていくし
私自身もまたひとつ年をとる

 

Well, I've been afraid of changing
'Cause I've built my life around you
But time made you bolder
Even children get older
And I'm getting older too
Oh, I'm getting older too

 

そう 私は変わることを怖がってきた
私の人生はあなた中心だったから...
あなたはだんだん変わっていった
どんな子どもだって大きくなるように
私もまた年をとっていった
そう 私もまた変わってきたのよ…

元々は愛しい人について歌っている歌ですが、

このホラー映画では、

年を取って大きくなる子供と、年をとって老いていく老人。

そういう対比の歌で使われています。

つまり、oldや、イットフォローズのように年齢を重ねて老いていく、死にたいする恐怖についても盛り込んでいるわけですね。

 

そして、ここからが、老婆の恐ろしい残虐の幕開けなんですね!

ゴングが鳴ります!

 

ネタバレになるので、オチについてはあんまり物を言えませんが、この映画の中で、老婆がつけているTVでは、終始クリスチャンが教徒たちに教えをこいています。

そのシーンが最後にも出てくるのですが、その時、映し出される人がいるんですね。

 

そこが全体への皮肉へとつながっていきます。

最終的に、ファイナルガールは生まれます。お約束ですから。

ただ、ファイナルガールが最後にした行動というのは、羅生門の最後の文章のように

暗い未来を暗示させるものになっています。

 

そうして、そこから、短い白髪しらがを倒さかさまにして、門の下を覗きこんだ。外には、ただ、黒洞々こくとうとうたる夜があるばかりである。
下人の行方ゆくえは、誰も知らない。

 

色々作品を知ってから見る系映画な感じはしますが、私にとってはホラーコメディでした。

ちなみに、老婆自体は主演の子が演じています。その部分がある種の肝でもあります。

老婆と彼女のやり取りの一部は、キモさと同情が入り混じって変な気持ちになりました・・・ぅん・・・。

この主演の子、ぱっとしない、主演っぽくない顔立ちなのがいいですよね。

余談ですが、

ジェナ・オルテガが出ておる!!!!

かわいい!オルテガ!!

途中で、

オルテガ!!何言い出すの!オルテガ!

 

と思ったのは、言うまでもない。

そういえば、局部が出てくるのでR18ですね。(WIKIに書いてないけど‥多分ね)

https://movies-pctr.c.yimg.jp/dk/movies/poster-images/189538_02.jpg?w=312&h=297&fmt=webp&q=90

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