サスペリアPART2を見ました。
U-NEXTです。
ホラー映画ですね。
サスペリアはご存じです?
寄宿学校でおきる惨劇の・・のあれです。
魔女三部作と呼ばれる1作目です。
サスペリアPART2はその二部作目と呼ばれています。
ですが、サスペリアとは何の関係もなく、英題は、DEEP RED。
興行収入を目的にかってに、サスペリア2って名前にしちゃっただけですね。
沈黙シリーズの名称が、全部沈黙って名前がつくのか知りたいわ。
で、サスペリア2ね。
1時間44分とかだっけな。でもね、短くは感じない。
この映画は、あるピアニストが主人公なんね。
男友達と広場で話していたら、悲鳴を聞いて。
悲鳴の方に駆け付けたら、女性が死んでいた・・!とっさに、家の外を見ると茶色いコートを着た男が足早に逃げていくのを目撃したのだったーっていう話。
これ、結構面白いっす。
っていうかさ、まずOPから衝撃的なのは
その音楽の使い方ですよ
ホラー映画あるあるのBGMで、ホラーOPを予見させるのかと思いきや、軽快でなごみそうな子供の歌謡のような音楽が流れてくる、そこで起きる惨劇。
なんですかこの歌、トラウマになります
時計仕掛けのオレンジで主人公が歌う、雨に唄えばのような、エヴァでかかる今日の日はさようならのように。
さすがです、アルジェント様
そうこうして、とある能力者の女性の講演のような場面に切り替わるのですが、これがまたすごい。
彼女は何かを見たようで、講演の最中に訴えるわけなのですが、
口のドアップ
この顔のある一部、顔だけではなく、目や、口といった特定の部位だけのクローズアップが大変面白い。
講演の場も赤いけれど、口紅も赤い色。
そして、そのあとのカメラの視点が大変面白い。
どうやら、三人称の視点ではなく、主観視点に切り替わるのです。
血を吸うカメラでは冒頭、主観カメラで犯人の視点で殺害の一部始終を撮影するというホラー映画でした。
あれは1960年の映画だったので、サスペリアPART2の方が後なのですが、こちらの映画でも主観視点を多用します。
気分は火サス
そして、犯人はいつも茶色いコートと、黒い皮手袋。
黒い影に身を潜め、最後まで犯人の姿はないようにすら感じます。
黒塗りの犯人、それはまるでコナン
この映画は、ホラーというよりは、コメディ要素もあり、ミステリー要素もあるので、ホラー・・と一概に行っていいかは不明ですね。
少し、想像するとグロテスクだな、ってシーンはそこそこある。
いろいろな登場人物が出てくるのだけど、どのシーンも鮮烈に記憶に残るのがすごい。
人気がない広場で、男友達と話している主人公たちの奥に見えるダイナーの、わき役たちの不自然さが面白い(ほめてる)
だって、飯も食わずに、後ろの女性たち、ジョジョ立ちみたいにモデルのようにたばこふかせてたりするし、車のカギが壊れてもう開かないわ、と車の屋根から出入りさせようとするシーンはすごいコミカルで、なんだかロマコメなのか、ラブコメなのか、みたいな要素も持ちつつ、犯人が人を殺すときは、やたらとゲームの戦闘シーンのようなレースシーンのような音楽がかかって。
なんだこれw 面白いw
っていう、今まであんまり見たことがない、あるいは何かの元ネタになっていると感じるようなホラー映画で凄い面白かった。
それにしても、さらりと、なんか変なもの映ってるよ、を当たり前のようにやるのは面白いね
1は見てなくても大丈夫。
それにしても、あの九官鳥をぶったおしていくのは面白かったわ・・・w