THE BATMAN-バットマン-を見ました。
アメコミ映画ですね。っていうか
ノーラン監督が作ってから、次作すげー作りづらかったと思うよ??
で、バットマン最新作ですね。
何度も何度も映画化してるから、もう見飽きた人もいるでしょう。
でも、主人公、キャットウーマンとロビン、ジョーカー以外、登場人物を覚えられない、それが私です。
特に別段思い入れもないってのも理由としてはあるんだがな。
本作ね、なんとね。
2時間55分あります。
なかなかなげーな!!勝負かけにきてんぞ、おい!!
まあ、昨今、映画が3時間ぐらいなら珍しくなくなってきていますね。
主人公バットマン、ことブルース・ウェインを演じるのはロバート・パティンソン。
雨が降りしきるゴッサムシティに、バットマンのライトが空上に照らされて、彼が現れる。
いつものようにパトロールしているそこに、連続殺人事件が起きる。
何故か、警部が懇意にしているバットマンは殺人現場への出入りを許されている。そして、一緒に証拠を見る。
顔にはガムテープ、赤い血液でメッセージ、そしてバットマンへの手紙。
残されたメッセージのなぞかけ。犯人はリドラーと呼ばれている。
そうこうしていて、ついでに現れるヒロイン、キャットウーマン。
リドラーが起こす連続殺人と共に、バットマンはこのゴッサムシティを救えるのか?
っていう話です。
あらすじを言うと、あるあるの話だなって感じるかもしれないんだけどさ。この映画さ。
超暗いぜ??
ひゃっはー-!!!クモの糸!とか思ってたらいけません。
主人公は、ロバート・パティンソンなんだけどさ。知ってるかい。
トワイライトの子だよ。
嘘だろ・・・?あのすかしたイケメンが・・・?!
こんな影のある子に育ったなんて、私は嬉しいよ(ぉぃ)
最近彼は、影のある悪い感じのわき役とかが、すごーく似合ってきてる脂ののった感じでいいんですよね。それにしても、ここでもコウモリ≒吸血鬼的な役回りなんか。
まあ、私は大歓迎だ。
キャット・ウーマンを演じるのは、ゾーイ・クラヴィッツ。
レニー・クラヴィッツの娘さんだね。
そして、ポール・ダノ・・・。どこで出るかは言いづらいんだけどさ。
ポール・ダノって最高だよね・・・?
ちょっといかれた(ほめてる)役とか、冴えない役とかすごい似合うし、なんでも似合うんだ。
キャスト紹介だけでこんなに尺を取ってしまった。
で、暗い暗いバットマンなんだけどね。
吹替もあるんだけどさ、主人公を演じてるのは櫻井孝宏。
暗いだけあって、超ぼそぼそ喋っているのだ。
みんな、音量を上げてくれ
声優さんなのに音量を上げたくなってしまう、それが今回のBATMANだ!!
日本映画じゃないんだぜ・・・?
今回のBATMANはさあ
金持ちボンボン、ブルース・ウェインの正義感故のヒーロー映画じゃないんすよ。
根暗・引きこもり・ブルース・ウェイン、がたまらないんですよ。
俺いろいろ抱えちゃってます感。
まあ、なあに自分だけ、世界背負っちゃってます、みたいな顔してやがんだ?と突っ込むところなんだけどさ。
アメコミ映画って、日本のゲーム主人公みたいにしみったれたやつ基本いないからさ。
逆に、興味深いんだ、今回のバットマンは。
いろいろ言ったけど、この映画結構面白いんですよ。
なんていうか、
凄い人間くさい
キャットウーマンもバットマンもリドラーも自分のために戦ってるんだよ。自分の復讐、私怨。
復讐っていうのはさ、どんどん感染するからさ。恨みとかさ、マイナスの気持ちっていうのはさ。
どんどん悪い方向にいくんだよ。
そういう暗さ、人間臭さみたいなのがいいのね。
そして、能力がないただの人間だからさ、ヒーローっていったって。
銃弾を体に受けたら痛いし、何人も相手にしたらそこそこ疲れるわけだよ。
その無力感がいい。
基本傷だらけだからな、こいつは。
弱いなバットマン!!という気持ちと、立てよバットマンほら、後ろだってば!
という、謎のボクシングの試合のような気持ちを味わえる。
ビジュアルも結構よくてな、特にめちゃくちゃ暗い。
漫画のほうは読んだことがないから、設定は全然知らないんだけど、
めちゃくちゃいつも雨が降っているんだ、そこそこザーザーよ。
霧がたちこめているわけではないけど、道路から白い靄みたいなのが出ている。まるで、白黒映画のホラー映画か、スリラー映画なのか・・。
裏路地に入らないように気を付けなければいけない、そんな街。
そこでクライム映画みたいな感じで物語が展開するんだ。
謎解きと、暗さと、警察官の相棒と、赤文字のメッセージ。
気分は、セブンだよ。
ところで、これPG13ぐらいにした方がいいような・・気がしなくもない。
アメリカはPG13みたいだね。
この前のドクター・ストレンジがアメリカでPG13だからそんぐらいの作品だと思った方がよさそう。
まあ、そこそこダークな犯罪起きるし、ぐちゃい映像なくてもそうなるんだろうな。
さて、次回はどう繋げていくのかな。
ちなみに、THE BATMAN2も制作中よ。