二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2024
鑑賞リスト

映画:ドッグマン。気弱な男は存在がなく。

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ドッグマンを見ました。

イタリアの映画かな?

いいか悪いかでいうといいんだけど、ちょっと悲しくなるね。

 

なんか、すごい寂れた村?街?に一人のおじさんが住んでるのね。

髪はぺたっとしているし、痩せこけて、背は低く、歯並びも悪い、娘が一人。

でも奥さんとは暮らしていない。

離婚でもしたのだろうか。

そんな男はドッグマンという犬の理髪店を開いている。

寂れた街で一人、日長、犬の世話をして、散歩して、毛並みを整えて。

夜になるとひとり暗い部屋で愛犬と映画を見ている。

そんな男のところに、薬をせびりに来る男がいる。

ジャイアンみたいな荒くれ者で、街のみんなからは嫌われている。

すぐ暴力にはしり、人の顔を殴り、ゲームセンターのゲーム機を壊したりするからだ。

街のみんなと食事中に一人の男が言う。

一ついい解決方法がある。

この街のものじゃないやつに頼もうと思っている。

ようするに、ジャイアンを殺そうというのだ。

主人公は、反対するでもなく淡々と聞いている。

街の仲間と仲が悪いわけではなくサッカーをして遊んだりすることもある。

ジャイアンは薬が必要になると主人公の元を訪れる。

何故か。

嫌われものだから自分で薬を買えないからだ。

気弱な主人公は、ジャイアンに付き合い、ジャイアンが心の友よというと信じようとする。

ジャイアンはというと、そんな荒くれ者だが、母の電話には毎回無視もせずにちゃんと電話に出ている。すごい悪いやつというわけではないかもしれないが、いずれにしても、彼も明らかに、主人公のことをなんとも思ってないことがわかる。

 

この映画で主人公はどんどんの悲しみの世界に堕ちていく。

ヘラヘラ笑って、不器用に、友達だろ?という言葉を信じたかっただけだ。

主人公を見つめ、気遣うのは唯一娘のアリーダだけ。

そんな彼は、俺を見てくれよ!と叫ぶのだ。

 

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