ドッグマンを見ました。
イタリアの映画かな?
いいか悪いかでいうといいんだけど、ちょっと悲しくなるね。
なんか、すごい寂れた村?街?に一人のおじさんが住んでるのね。
髪はぺたっとしているし、痩せこけて、背は低く、歯並びも悪い、娘が一人。
でも奥さんとは暮らしていない。
離婚でもしたのだろうか。
そんな男はドッグマンという犬の理髪店を開いている。
寂れた街で一人、日長、犬の世話をして、散歩して、毛並みを整えて。
夜になるとひとり暗い部屋で愛犬と映画を見ている。
そんな男のところに、薬をせびりに来る男がいる。
ジャイアンみたいな荒くれ者で、街のみんなからは嫌われている。
すぐ暴力にはしり、人の顔を殴り、ゲームセンターのゲーム機を壊したりするからだ。
街のみんなと食事中に一人の男が言う。
一ついい解決方法がある。
この街のものじゃないやつに頼もうと思っている。
ようするに、ジャイアンを殺そうというのだ。
主人公は、反対するでもなく淡々と聞いている。
街の仲間と仲が悪いわけではなくサッカーをして遊んだりすることもある。
ジャイアンは薬が必要になると主人公の元を訪れる。
何故か。
嫌われものだから自分で薬を買えないからだ。
気弱な主人公は、ジャイアンに付き合い、ジャイアンが心の友よというと信じようとする。
ジャイアンはというと、そんな荒くれ者だが、母の電話には毎回無視もせずにちゃんと電話に出ている。すごい悪いやつというわけではないかもしれないが、いずれにしても、彼も明らかに、主人公のことをなんとも思ってないことがわかる。
この映画で主人公はどんどんの悲しみの世界に堕ちていく。
ヘラヘラ笑って、不器用に、友達だろ?という言葉を信じたかっただけだ。
主人公を見つめ、気遣うのは唯一娘のアリーダだけ。
そんな彼は、俺を見てくれよ!と叫ぶのだ。