老後の資金がありません!を見ました。
老後の資金が本当になくてカツカツな一般のご家庭のドタバタコメディです。
三谷幸喜感ある作品だなと思うと、出ているだけで監督じゃないんだよね。
で、老後の資金がありません。
日本は、老後に一人2千万いるっていう話になっていますね。
今や、退職金だってもらえないご時世だし、退職金も当てにできないし、年金も当てにできないし、年金がもらえる想定で2千万円政府は必要っていってるんすよね。
働いて、貯金するだけだったら、ふつーにだいぶ厳しい
何甘えたこと言ってるんだといわれそうな気もするけど、この映画の主人公家族がまさにそれなんだよね。
株投資だとか、資金運用全くしてこなかったのよね。
二人の子供を授かって、お母さんは専業主婦、お父さんは会社員。
貯金は700万円ぐらい。退職金は当てにしてたよ?
子供が二人大学に入ったら普通にカツカツなんですよね。
しかも、親の介護とかの話あるよね。
中年後期になるとここらへんいろいろ課題になってくると思うんだけど。
40超えると、介護保険っていうのが数万円?かな取られるんですね。
30代になって、やっと生活にゆとりが出て、ちょっといいご飯を食べて、飲み会の値段を気にしなくてよくなって、週末はすきに映画を見て、旅行も金額をそんなに気にしなくてもよくなってくる。
でも、40を超えてやってくる保険料。
勿論普通の社会保険料も、住民税も、所得税もどんどん上がっていくんだわ。
自分が新卒入社した時より給料は上がったけど、そこまで劇的に変わったわけじゃない。結局余剰は投資か貯蓄に回さないと後が大変。
そしてこの映画の主人公夫婦は、50代。親の介護の話になってくるんですね。
老人ホームっていうのは、グレードみたいなのがあって、認知症だったりねたきりのグレードだったら入れる老人ホーム、健康なうちにお金を大量に持っている金持ちが入れる老人ホームや、共同マンションみたいなものまでさまざまなのね。
で、普通の人が入る老人ホームでも、二けた行っちゃうわけよ。
それを子供たちで分割して支払ったりするわけなのよね。
年金じゃ足らないからね。
年金って、どんどんと、貰えるようになる年齢が後ろにずれていくお知らせ来るよね。
年食ってからじゃないと払えないんだろうなあ、とも思うけど。
ちなみに、年金を転職期間に無職とかで未払いだと、請求書みたいなのが年に何度も来たりしますね。
請求書を送ってよこす人件費を考えたら、それを年金に回した方がいいんじゃないかという気もするが。ちなみにそれを出しているのは下請けの会社なんだけどね。
NHKの受信料は喜んで払うよ、私は。見たいものがあるからね。
けど、年金支払いはすごい疑問に感じる。どう考えてもわりに合わないからね。
とはいえ、未納が多かったりすると最悪の場合差し押さえもあるみたいなので、程よいラインを行くのがいいのかもしれないね。
さて。
この映画に出てくる義父と義母は二人して老人ホームに入るわけなんだけど、娘と息子がいて、仕送りは月9万円。
数字にしていくとなかなか恐ろしいわけだよね。
で、人生後半に差し掛かり、主人公家族には出金の波が押し寄せてくるんだね。
700万円あったお金があれよあれよと減っていく。
あれよあれよとお金減っていくんだよね。
って、考えると年金にお金払うより、投資にお金回した方がいいかな、とか思っちゃうし、消費なんかにお金回せないよね。
必要経費に回すよね。
この映画では、そこらへんを軽ーく皮肉って、暗くなりすぎないように結論を持っていくわけなんだけど、その結論は全然解決になっていないんだよね。
お金はやっぱりないとどうにもならないときはどうにもならない!
ところで、天海祐希は草笛光子との2ショット合うね。
プラダを着た悪魔コンビが似合う人だね、メリル・ストリープの役は、どっちでも合いそう。