キラー・セラピーを見ました。
社会病質的障害を持つ少年のもとに、養女が迎えられることになるんだけど、妹に両親を取られたような気がして、それがエスカレート。
不安に思った両親がセラピーに連れて行くんだけどーっていう展開のスリラー・・なのかな。ホラーではない気がする。
U-NEXTです。
そこそこマイナーな話。
社会病質的な障害って何だろうと思ったら、その代表として紹介されていたのがソシオパスでした。
ソシオパスは、サイコパスと混同されがちっぽいんだけど、サイコパスは先天的なものであることたいして、ソシオパスは後天的。
幼少期のトラウマだったり、肉体的・精神的虐待なんかでもなってしまうらしい。
ソシオパスは、衝動的な犯罪をよく行っちゃって、逮捕されやすいというあたりこの映画のなるほどな、感はありますね。
もともとちょっとした反抗期にも見える少年だったんですが、あるセラピーで性的虐待を受けることになってしまって、でもそれを両親にもいえなくて、という展開。
僕は悪くない、悪くないという感じで、映画の前半は割とまあ、こいつも本当に悪いわけじゃないんだよな・・と思いながら鑑賞したりするんですよね。
犯罪者に肩入れしていいのかっていう前半ね。
でも、後半になってくるとちょっと違うだよね。
衝動的に自分の思い通りにならないからと、力でねじ伏せるようになってしまうんだよね。子供っぽいというか、衝動にかられちゃうの
おまえ、あかんやん!!!!
ていう、そっからは、まあどうにもこうにも・・。
結末に向かっては、尻切れトンボ感がありますね。スラッシャーな要素も少し入れ込んではいるのですが、情緒面で推し量りたかったのか、スラッシャーに振りたかったのか、中途半端になってしまった感じがします。