二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2022
鑑賞リスト

映画:由宇子の天秤。どうあろうとするのか。

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由宇子の天秤を見ました。

邦画ですね。U-NEXTでやはりやっている、U-NEXT最強である。

町山さんが、PUSHしてた作品ですね。去年かな。

そのうち見ようと思っていて年が明けました。

 

内容あんまりしらなくていきなり見たわけですが、当初ドキュメンタリー映画なのかな?って思ってたんですよ。

全然違います。

ていうか、ドキュメンタリーを撮っている監督が主人公、っていう話なんですね。

 

ある女子高生が自殺した事件で、いじめがあったのか、先生との交際関係があったのか、学校は全部知らないと嘘をつくのか、そういう焦点から、関係者みんなにインタビューしていくんですね。

 

で、それと同時に由宇子のプライバシーにも迫っていくんですけど。

由宇子の家は、塾を経営してて、お父さんが塾長。由宇子はその稼業をたまに手伝ってたりするのね。

塾はそこそこぼろぼろ感があるんだけど、どうやら父一人しかいないこじんまりとした塾。

で、この映画は

 

その両面の事象から攻めてきます。

 

由宇子は、ドキュメンタリー監督として、何があったのか、それを撮ろうとしているわけなのですが、ドキュメンタリー映像を撮る中で、試写しながらダメ出しをしている場面。

要するに納品される側のおえら方は、報道を否定するような、インタビューコメントを削除しろ、と一言いうんですね。

報道が殺したんだ、と発言した被害者家族の言葉を。

ありのまま、そのまま撮ることを許されず、

調整されて、造られたドキュメンタリーをある程度妥協しながらも、真実に迫ろうする由宇子。

しかし、その一方でプライベートにおいて、

別の側に立たされてしまうわけです。

ドキュメンタリーを撮ろうとしている由宇子は常に、正しくあろうと一生懸命に仕事をしています。でも、いつも怒りを抱えている。

それを見ていると昔の友達を何故か思い出していました。

いつも何故か仕事に怒っていて、抗えない大きな力に流されて行ってしまった、そんな友達を。

でも、由宇子は、・・・

なんていうか、めちゃくちゃ強いんですね。

強いという一言で片づけられるものではないんですけど、こちら側、あちら側、どちらにも立たされることになってしまった由宇子は、怒りを抱えながらも、流されそうになりながらも、藻掻くんです。

その藻掻く由宇子を見ていると、ただただすごいな、と感心するわけなんです。

一言ではうまくいえないんだが。

由宇子・・すげぇよ由宇子・・・。

彼女が本当のドキュメンタリーを撮るのは、自分の手の中で自由に動かすことができるスマホなんですね。

いい映画でした。

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