ホース・ガールを見ました。
Netflixオリジナルですね。
原題もhorse girl。アメリカでは、馬っていうワードを使って、スラングっぽいことを表現するみたいだけど、これはそのまま馬の意味っぽいのかな。
主人公は、内気な妙齢の女性。
手芸が趣味で、ちょっとダンスに通ってて、乗馬も好き。職場は手芸やさん。
ルームシェアをしているんだけど、ルームメイトはいつも部屋に彼氏を連れてくる。
だから、夜は少し音量を上げて、大好きなドラマ、煉獄を見るのが好き。超常現象SFドラマ。
ある日、主人公は誕生日。職場の同僚からプレゼントを貰う。貰うプレゼントはなぜかDNA判定キット。
自分より年上の女性だが、今夜予定はあるの?と聞かれて、ダンス教室の友達と遊びに行くの、と嘘をつく。
案の定特に予定もなく、一人帰路に帰る主人公が煉獄を見ているとルームメイトがやってきて、誕生日に予定がないことを可哀そうに思い、彼氏のルームメイトを誘って家で飲み会を開く。
でも、しばらく前から、主人公は夢遊病の症状に悩まされていた。
そのころから、彼女は不安に駆られていた。
何故なら、自分の家族が精神病を患っている血筋だったからー。
ていう話なんですけどね。
この映画見てて思い出したのは、ベティ・サイズモア。
レネーゼルウィガーが主演のコメディ映画なんだけど、
好きな海外ドラマにハマっている最中に、頭がおかしくなってしまって、海外ドラマの世界観に入り込んでしまって、巻き起こる騒動を描いてるんだけど。
ちょっと間違うと悲惨なことになりそうな話を、コミカルに描いてて結構面白い昔の映画なんだけど。
ホースガールはちょっと違くて。
まあ、コミカルといえばコミカルな要素もあるんだけどね。
最初の方は。
効果音がちょっとコミカルで、ちょっと変でっていう部分があって、まあこのぐらいならていう。
でも、それが徐々におかしくなっていくのね。
どうやらこいつは本気で信じこんでいるらしい・・・
ってことになっちゃうんだけど、ここらへんの下り見てたら、自分の身内のことを思い出した。
親戚で、テレビの向こう側からこっち見ているから、という理由でテレビの電源抜いてたことがあってね。
母からそれを聞かされたときは本当かなあ?と思っていたんだけど、母はどうやら、その親戚から子供たちを遠ざけたいような節があって。
だいぶたったころに、その親戚が統合失調症だということを知ったんだけど。
空想の世界に生きてるようなことを現実だと思い込んで話すんだよね。
いや、そんなわけ・・・・。
って。でも、彼女にとってはそれが現実なんだよね。
悲惨過ぎず、コミカルすぎず、そして淡々とエンディングを迎えてしまうんだけど、傍から見ていると、いや悲惨ですって・・ となってしまうんだよね。
よし、ベティ・サイズモアを見て、コメディに振り切れてみよう!!