消えない罪を見ました。
ネトフリオリジナルですね。
サンドラブロック主演です。
サンドラブロックのネトフリ多いなーと思ったら、こちらの映画はサンドラブロックがプロデューサーみたいですね、なるほど。
原題はThe Unforgivable、許されない、容赦できないという意味です。
刑務所から女が出所するところから始まる、現金は40ドル持たされる。
入った時に持っていた金なのだろうか。
保護観察官と一緒にチャイナタウンのシェアハウスに入居することになった主人公。週に1度は彼と会うことを約束させられ、住む場所へと案内される。
部屋の中には前科もちと思われるような雰囲気の者ばかり。
入った部屋には二段ベッドが2つ。
塀の外というだけで、同じ場所にいるような感覚を受ける。
塀の中で大工の技術を身に着けた彼女だったが、彼女が”警官殺し”であることから職につけず、保護観察官のつてで水産工場で働くことになる。
働きながらも、生き別れた妹の行方を探そうとする彼女に、警官の子供たちが彼女を監視し始めー
という話ですね。
サンドラブロックって昔は、ハートフルコメディとかアクション映画に出ているイメージだったんだけど、最近こういう感じにシフトしてきたよね。
ジュリアロバーツ路線というか。その路線自体はいいと思うけど。
この映画では10代ぐらいで刑務所に入って、30代ぐらい(おそらく)で出所するという女性を演じています。
学校行く行かないの話をしてたので、おそらく10代で入っていますね。出所前も出所後もサンドラブロックが演じているのですが、さすがに10代はむりやろ!!と思いつつも鑑賞。カットがそこまで長くないので、まあいけないことはない・・・(?)
刑務所から出所したサンドラブロックは、地毛のウェーブのかかった髪をうしろに束ねていますが、バサバサの乾燥した髪で、化粧もせずに水産工場に向かいます。
初日は魚臭さが取れずに、シャワーを長めに使ったり。
多分、毎日においが取れないのかな。
てか、サーモンの需要って結構あるんだね。(アメリカは肉のイメージしかなかったわ)
主人公の女性は塀の外で生きていくということに苦悩します。
警官ごろしはどこへ行っても付きまとい、ばれないようにヒソヒソ暮らし、誰か気が許せる人にあってもずっと言えない罪悪感を抱える。
保護観察官からは、新しい自分を生きろとか、刑務所から出てきても警察官殺しはずっと付きまとうから現実を見ろとか言われて苛まれていくんですね。
ところで、この映画で知ったんだけど犯罪者同士って会話したら違反になるんだって。
犯罪抑止なんだろうけど、会っちゃいけないんだな、アメリカだけ??
この映画では、世間の風当たりの強さ、彼女に寄り添わない世の中なんかを描いています。
その中でも必死に生きていこうとするサンドラブロックを描いているんですが、なんだかなぜか不幸に見舞われる展開にサンドラブロックは足を突っ込んでいって、だがしかし善人であろうとする感じもなぜかもやもやしてしまう部分があるんですよね。
まあ、この展開なら善人であるのはわかるんですが、もう少し善人じゃなくてもいいのかもしれないって思ったよ。
手紙にまつわるシーンが出てくるんだけどね、たくさんの手紙が出てくるって時点で私は泣いちゃうんだよね。
多分、最近手紙を書いたことが私の中で引き金になって思い出してしまうのだろう。
それにしても一番可哀そうなのは、警察官の息子の弟の方だよ・・
なかなか災難なやつだったぜ・・。
サンドラブロック主演!!感が否めない映画なのでした。