ミセス・ノイズィを見ました。
ネトフリ配信ですね。
タイトルが気になっていたので、見ようかなあと思ってたんだけど、辛辣な内容だったらどうしようかな・・と思い今日にいたっていたこの映画。
主人公はある小説家なんだけどね。一昔前に書いた小説がすごい評価されたんだけど、その一発だけでね。
書いても書いてもボツにされる。
家で働いてるから、小さい娘と家にいて仕事してるんだけど、公園に行こうよ遊ぼうよとせがまれても、原稿に追われていて構っていられない。
そんなイライラしているときに、外からバンバンと何か音が聞こえる。
布団をたたく音だ
そう、これがお隣騒音問題の始まりだった。
この映画では、お隣さんとの騒音問題が、どんどんエスカレートしていき、それが昨今の悪意あるSNS問題、報道問題などと絡ませたホラー映画になっている。
いや、正しくは、
SNSやおしかける記者たちがそら身勝手で恐ろしく、ホラー様様な感じなのだが、後半はそこから反旗を翻した人間ドラマになっているのだ。
ある種の視点切り替え映画になっている。
自分から見たらこう見えていても、他の人から見たらこう見えている、ということだ。
視点がいかに狭く、浅はかであるのかというのもわかるが、ちょっとした行き違いや、思い込みでこうも話が変わるということの表れにもなっている。
なんだかんだ、後半は感動しちゃう映画なんだぜ。
それにしても、この映画、本当の悪は、いとこのちゃらぽん青年(いや、おっさんかな)と、SNSでの成り行きを過熱報道させる側にあるということをわからせてくれる。
ちなみに、わりとストレートに彼らの思いをぶっこんでくる映画になっているが、この映画はお互いの行き違いが起こした騒動になっているので、最後ぐらいストレートに言葉を交わしてもいいってもんだ。
ちなみに、この映画で主人公の旦那がさ、子育てとか仕事について話し合うシーンがあるんだけど、
俺も手伝うからさ
の一言にちょっともやっと、てかいらっとしちゃうんだよね。
なんだよ、手伝うってなんだ?!おい?!
まあ、こういう人は多いんだろうけどね。