二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2024
鑑賞リスト

映画:アステロイド・シティ。かさぶたのような街。

www.youtube.com

アステロイド・シティを見ました。

ウェス・アンダーソンの最新作ですね。

ウェス・アンダーソンの映画って実はあまり見たことはなくて、

ファンタスティックMrFoxとか、犬が島ぐらいなんですけど。

 

まあ、私がストップモーションが好きだからさw

 

アステロイド・シティは、凄く変な感じなんだ。

真っ青な青空、砂漠にぽつんとできた町、実験場。まるでトリニティ実験。

おもちゃのような街に人々が集まってんのね。

 

一方これは、劇で舞台なんだよ、というような白黒の劇も展開する。

はて?これは一体なんだ?

 

と思っていると、青空の街で物語は展開していく。

街にやってきた、ジェイソン・シュワルツマンは戦争カメラマン。

妻が死んで、祖父に預けるために車で旅してきた。でも動かなくなってしまったので、しばらく街にいないといけない。

それに、息子の科学賞みたいなのも、この町であるから、出席しなきゃ。

 

お母さんは亡くなったわけだが、息子も娘たちも悲しみを見せない。

悲しんでいるかはわからない。

旦那は旦那で、ずっと無表情だ。

ただ、眉や目の角度が違っている。戦争の後遺症だろうか。

一切語られることはない。

 

そんな中、スカーレットヨハンソン演じるシングルマザーと仲良くなる。

女優だそうだ。

隣室の彼女と、窓をあけて砂漠で会話する。

この対峙会話がとても好き。

 

途中でマーゴット・ロビーと会話しているシーンも出てくるんだけど、このシーンも好き。

 

みんながみんな無表情。

スカーレットもね。何度かセリフ合わせを主人公とするんだけど、たまにびっくりしたりするシーンもあったりするんだけどさ。

 

ケガをしたときって、血が出るでしょ。

絆創膏を貼って傷を治す。でも下にはじくじくした傷がまだ残ってる。

そのうちかさぶたになる。

傷はふさがって、痕だけ残る。

だから、かさぶたをみると思い出す。でも、表情には出さない。

 

そんな街の話なのね。よかったよ。

https://ogre.natalie.mu/media/news/eiga/2023/0704/asteroidcity_poster202306.jpg?impolicy=lt&imwidth=1200&imdensity=1

©2015-2019 javok's diary