アステロイド・シティを見ました。
ウェス・アンダーソンの最新作ですね。
ウェス・アンダーソンの映画って実はあまり見たことはなくて、
ファンタスティックMrFoxとか、犬が島ぐらいなんですけど。
まあ、私がストップモーションが好きだからさw
アステロイド・シティは、凄く変な感じなんだ。
真っ青な青空、砂漠にぽつんとできた町、実験場。まるでトリニティ実験。
おもちゃのような街に人々が集まってんのね。
一方これは、劇で舞台なんだよ、というような白黒の劇も展開する。
はて?これは一体なんだ?
と思っていると、青空の街で物語は展開していく。
街にやってきた、ジェイソン・シュワルツマンは戦争カメラマン。
妻が死んで、祖父に預けるために車で旅してきた。でも動かなくなってしまったので、しばらく街にいないといけない。
それに、息子の科学賞みたいなのも、この町であるから、出席しなきゃ。
お母さんは亡くなったわけだが、息子も娘たちも悲しみを見せない。
悲しんでいるかはわからない。
旦那は旦那で、ずっと無表情だ。
ただ、眉や目の角度が違っている。戦争の後遺症だろうか。
一切語られることはない。
そんな中、スカーレットヨハンソン演じるシングルマザーと仲良くなる。
女優だそうだ。
隣室の彼女と、窓をあけて砂漠で会話する。
この対峙会話がとても好き。
途中でマーゴット・ロビーと会話しているシーンも出てくるんだけど、このシーンも好き。
みんながみんな無表情。
スカーレットもね。何度かセリフ合わせを主人公とするんだけど、たまにびっくりしたりするシーンもあったりするんだけどさ。
ケガをしたときって、血が出るでしょ。
絆創膏を貼って傷を治す。でも下にはじくじくした傷がまだ残ってる。
そのうちかさぶたになる。
傷はふさがって、痕だけ残る。
だから、かさぶたをみると思い出す。でも、表情には出さない。
そんな街の話なのね。よかったよ。