ジョジョ・ラビットを見ました。
RakutenTVですね。
結構面白かったです。
時は、第二次世界大戦中のドイツ。
主人公は10歳ぐらいの少年ジョジョ。ジョジョは、イマジナリーフレンドとして、アドルフ・ヒトラーがいる。週末は、特別少年訓練学校にいけることになり、はしゃいで家を出ていく。
そこでジョジョは、子供たちに交じって、武器の使い方などいろいろなことを教わるのだが、人と争ったりすることが苦手。
弱虫だなと認識された上級生から呼び出しを食らい、ウサギをあてがわれ、殺せ、と言われる。
殺すことができないジョジョは、そこで上級生から、ジョジョ・ラビット!お前は弱虫だ!とののしられるんだけど、不運にも事故にあって、顔には傷、足も引きずるぐらいのケガを負ってしまう。
これ、幸いにケガから回復していないジョジョは、戦地にいくことはなく、母と二人、ドイツの街で暮らしていくわけだ。
ある日、ジョジョが帰宅すると、上から物音が聞こえる。
怪しいと思って、姉の部屋を調べると床に何か引きずったような跡を見つけてー。
そこで、出会います。
トーマス・マッケンジーと。
っていう話ですね!
長いあらすじだった。
でまあ、この映画ね。ちょっとおとぎ話チックなところがまあ、あるんだけどね。
最初は、なんていうか、おぅ・・ってちょっとひいちゃうのよ。
ドイツの町中にはやたら鍵十字のマークがたくさんあるし、はいるひとらーの挨拶やたらしてるし、って。
でもね、コメディだから安心してね。
正確に言うと、コメディドラマだと思うんだけどね。
この映画、ドイツが舞台だけど、全編英語ね。全語英語だったかは自信ないけど。
で、ジョジョがね、ちょっと生意気で、俺はナチだ!ドイツは勝つんだ!と信じて疑わないんだよね。
お母さんのスカーレット・ヨハンソンはそんなジョジョをちょっと心配してるわけね。
子供なんだから、木を登ったりしていてほしいのに。って。
そんな息子は、まだ靴紐が結べないんだけど。
その結べないジョジョと母とのやり取りを見ているとなんだか微笑ましいんだけどね。
足もちょっと引きずるし、プールでリハビリもしてるわけね。
そこへ、母の足の靴が見えるんだよね。
その靴を見て、母だと気づく。
このシーンは、後に別の意味を持って出てくるんだけど。
ジョジョのお母さんは、ちょっと強気で、自分を持っていて、しっかり者。
お父さんがいなくても、ジョジョを一人育てて奮闘してる。町中の行きかう人々は、真っ黒か、茶色か、色を失ったような人ばかりなのに、お母さんだけは少し華やかでねえ。だから、ちょっとおしゃれな靴を履いてるんだよね。
お父さんは戦争にいっていて、数年前に姉もなくなっていて、母はなんだかいつも帰りが遅い。
そこに来て、登場するトーマス・マッケンジー。
相も変わらずだが
トーマス・マッケンジー・・かわいいな!!!!
どんどん売れていきます間違いない。
と、トーマス・マッケンジーとジョジョとの交流が描かれていくんだけどね。
そもそも、彼女が隠れていた理由は、ユダヤ人だったからーなのね。
ジョジョと言い合いをしている間に、彼女はフィアンセがいるという話をジョジョにするのね。
彼はプロポーズしてくれたの、だから私はダンスしてYESって答えたわ。ってね。
ジョジョは、なんだかそのフィアンセとの関係が羨ましく感じて嫌だなって思っちゃうわけ。
で、そのフィアンセが言っていたというリルケの詩を引用して、嘘の手紙を彼女に書くんだけどね。
最初に書いた手紙では、リルケの詩を引用するわけね。
愛する人を束縛しちゃいけないってね。
このリルケの詩は後の話に繋がっていくんだけど、元々ジョジョ・ラビットの原作の題名は、Caging Skies。鳥かごの空、檻の空。みたいな意味かな。
この映画は脚本が結構面白くてね、わかりやすい要素が前半に出てきて、それが後半に繋がっていくのね。
で、後半に出てきたときに思い出しちゃうんだよね。わくわくするし、ハッとするし。
靴紐とイマジナリーフレンドの要素は、ジョジョがだんだんと成長していく様を描いているし、ダンスは肯定や幸せを表現するものとして。母の靴は、母の靴として。
コミカルだけど、もの悲しさも同時にあって、愛おしさもあってね。
最後まで二人が可愛いんだな。
特に、ラストシーンは最高にかわいい。
ライフ・イズ・ビューティフルが苦手だったから、こっちのほうが好きかな。
それにしても、またいたようだ。レベル・ウィルソン!!懐かしいフォルム!!