二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2024
鑑賞リスト

映画:ミンナノウタ。アイドルホラー映画かと思いきやちゃんとホラー。

youtu.be

ミンナノウタを見てきました。

清水監督の最新作かな。最近不発が多いイメージ。

8/11から上映してますね。

 

GENERATIONS主演ということもあって、アイドルホラー映画なんだけど、

思いのほか劇場はやっぱりうまってない。場所にはよりそう。

 

ただこの映画

ホラーとしてはまともでちゃんとしていました。

ジャンプスケア的演出もちゃんとあるし、あれ、清水さん清水さんになってるよ!

とう感じで、昔を少し取り戻したような気もする。

 

内容としては、とあるラジオ局の倉庫にあったお便りはがきをGENERATIONSの小森とADがみつけて話し合ってたら、そこからカセットテープが出てくるわけですよ。

 

すると、ラジオ放映中にリスナーから、

「私のカセットテープはとどいた?」

とか聞かれるわけ。そんなの届いてないよって。

なんか変だなって思うと、次の日から小森が消えてしまう。

 

それを3日以内に探してくれ、って依頼がマキタスポーツに舞い込んできて・・っていうことで事件が動き出す。

 

この映画の面白みとしては、GENERATIONS本人たちが、本人役で出演していて、そこに巻き起こるホラー騒動っていうわけなんだわね。

 

なんだ、アイドル映画か、期待できるかあやしいわ~~~って思っていると、そこが意外や意外ちゃんとしてるわけね。

 

ここでアナベル2にあたるアナベル 死霊人形の誕生を思い出すわけなんだが、あの映画では、けん玉みたいな拳銃を発射して巻き戻す、というおもちゃを使った演出が出てきたのね。

 

ミンナノウタでは、それと似た演出が出てくるわけ。単に発射するわけではないが、起きて、巻き戻ってという意味では少し似ている。

ミンナノウタはカセットテープなわけなので、昭和世代ならそうご存じのこと

 

早送り、巻き戻し、逆再生、A面、B面という独特の挙動がある。

ここをヒントにしたホラー映画としての演出がとても見事、っていうか素晴らしい。

これですこれこれ楽しいです!私が好きなやつですよだれ出ちゃいます。

 

って感じの演出があってとても良い。

特に中務と家で巻き起こる演出が素晴らしく、そのネタでお代わりできちゃうさまも素晴らしい。その余波がどこまで響いているのか、という部分も含めて。

 

本作は、アイドル映画でありながら、ホラーとしてもちゃんと確立しているところが、見ごたえ十分な映画だったな、と思う。

 

邦画のホラー映画で久々にちゃんと楽しいやつみたな~。

なお、エンドロールの後にはもちろん続きがあるよ。

https://www.thefirsttimes.jp/admin/wp-content/uploads/5023/06/20230615-dm-90001.jpg

©2015-2019 javok's diary