ミンナノウタを見てきました。
清水監督の最新作かな。最近不発が多いイメージ。
8/11から上映してますね。
GENERATIONS主演ということもあって、アイドルホラー映画なんだけど、
思いのほか劇場はやっぱりうまってない。場所にはよりそう。
ただこの映画
ホラーとしてはまともでちゃんとしていました。
ジャンプスケア的演出もちゃんとあるし、あれ、清水さん清水さんになってるよ!
とう感じで、昔を少し取り戻したような気もする。
内容としては、とあるラジオ局の倉庫にあったお便りはがきをGENERATIONSの小森とADがみつけて話し合ってたら、そこからカセットテープが出てくるわけですよ。
すると、ラジオ放映中にリスナーから、
「私のカセットテープはとどいた?」
とか聞かれるわけ。そんなの届いてないよって。
なんか変だなって思うと、次の日から小森が消えてしまう。
それを3日以内に探してくれ、って依頼がマキタスポーツに舞い込んできて・・っていうことで事件が動き出す。
この映画の面白みとしては、GENERATIONS本人たちが、本人役で出演していて、そこに巻き起こるホラー騒動っていうわけなんだわね。
なんだ、アイドル映画か、期待できるかあやしいわ~~~って思っていると、そこが意外や意外ちゃんとしてるわけね。
ここでアナベル2にあたるアナベル 死霊人形の誕生を思い出すわけなんだが、あの映画では、けん玉みたいな拳銃を発射して巻き戻す、というおもちゃを使った演出が出てきたのね。
ミンナノウタでは、それと似た演出が出てくるわけ。単に発射するわけではないが、起きて、巻き戻ってという意味では少し似ている。
ミンナノウタはカセットテープなわけなので、昭和世代ならそうご存じのこと
早送り、巻き戻し、逆再生、A面、B面という独特の挙動がある。
ここをヒントにしたホラー映画としての演出がとても見事、っていうか素晴らしい。
これですこれこれ楽しいです!私が好きなやつですよだれ出ちゃいます。
って感じの演出があってとても良い。
特に中務と家で巻き起こる演出が素晴らしく、そのネタでお代わりできちゃうさまも素晴らしい。その余波がどこまで響いているのか、という部分も含めて。
本作は、アイドル映画でありながら、ホラーとしてもちゃんと確立しているところが、見ごたえ十分な映画だったな、と思う。
邦画のホラー映画で久々にちゃんと楽しいやつみたな~。
なお、エンドロールの後にはもちろん続きがあるよ。