二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2024
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映画:ハンガー 飽くなき食への道。おいしいってなんだ。

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ハンガー 飽くなき食への道を見ました。

Netflixオリジナルですね。

タイ映画です。

 

主演は、バッド・ジーニアスで主演してたあの子ですね。

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バッド・ジーニアス楽しかったよねー。

ミッション・インポッシブル テストって感じでね。

 

で、今回のハンガーは料理人役。

 

下町食堂みたいなところで、中華鍋振ってるんだけどさ。

君は、ここにいるにはもったいない、って名刺を渡されるんだよ。

その名刺には、HUNGERって書かれてる。

あるシェフ、有名なポールってやつがやってるレストランなんだよ。

精鋭たちだけを集めたレストランみたいな感じなんだけど。

 

店は出してなくて、基本的には出張料理なのね。

で、厳しい有名シェフがさ、

 

黒毛和牛を焼け。

とかいうんですよ。

主人公のオエイが、私が・・?みたいな感じで、焼くんだけどさ、

 

ダメだ!焼きすぎだ!火が怖いか?何のためにお前を雇ったと思う。

 

っていうもう

 

この世のパワハラ上司なんですね。

で、オエイちゃんは、何度も肉を焼いて、何度も高級な黒毛和牛を焼いて、この超高層ビルから、さっさと家に帰ろうとするんですよ。

エレベーターに乗って。

でもこれで良いのかなって思って帰ってきちゃう。

 

なんだか、味いちもんめの中居くんかな??って感じのTBSドラマを醸し出すわけなんですけどね。

 

実は、ここからが面白いところでね。

このポールの料理なんだけど、タイの軍事政権のおえらがたかやら、力を持った人々が自分のステータスとして食べにくるのね。

 

その招く人々に出す料理は血と肉。ってタイトルなんだって。

ポールも悪趣味だな。

 

で、みんな、こぞってその肉をほおばる。

 

なんだか、えづらは、ホラーなんですよ?!

血が滴るようなソース。汚い食べ方。

みんなごはん食べるときは、野獣。

特に、一番最初にご飯食べるときの、男性の眼は血走ってるからね。

楽しいね。

 

で、そんなレストランのエリート業界に身を沈めていくオエイちゃん。

厳しいが、彼は凄い、と思ってやまないポールとの関係を見つめながら、色々考えていくんだけどね。

 

なんていうか、ポールくんの料理は、おいしそうに感じないんだね。

面白いかもしれないけど、おいしいのかな、これって。

 

最終局面では余計に思うよ。

これは料理かな?って。

 

でもね、どんどん階段を登り詰めたポールはいうんだよね。

俺が血反吐吐いてどういう想いでここまであがってきたと、的な。

 

ポールは登るごとに何かを、おいてきたんだろうね。

後半少しナイーブというか、ドラマ路線というか、雰囲気が変わるね。

テンポは少し悪くなるけど、必要といえば必要で。

 

この映画を観てると、プラダを着た悪魔とか、ザ・メニューを思い出すよ。

 

javok.hatenablog.com

そこに落ち着いていいのか、っていう気はするんだけどね。

自分が本当にしたいことはなんだっけ、自分がしていて楽しいと思うことはなんだっけ。

 

階段は下りてもいいのよ。自分が決めればいいんだよ。

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