ハンガー 飽くなき食への道を見ました。
Netflixオリジナルですね。
タイ映画です。
主演は、バッド・ジーニアスで主演してたあの子ですね。
バッド・ジーニアス楽しかったよねー。
ミッション・インポッシブル テストって感じでね。
で、今回のハンガーは料理人役。
下町食堂みたいなところで、中華鍋振ってるんだけどさ。
君は、ここにいるにはもったいない、って名刺を渡されるんだよ。
その名刺には、HUNGERって書かれてる。
あるシェフ、有名なポールってやつがやってるレストランなんだよ。
精鋭たちだけを集めたレストランみたいな感じなんだけど。
店は出してなくて、基本的には出張料理なのね。
で、厳しい有名シェフがさ、
黒毛和牛を焼け。
とかいうんですよ。
主人公のオエイが、私が・・?みたいな感じで、焼くんだけどさ、
ダメだ!焼きすぎだ!火が怖いか?何のためにお前を雇ったと思う。
っていうもう
この世のパワハラ上司なんですね。
で、オエイちゃんは、何度も肉を焼いて、何度も高級な黒毛和牛を焼いて、この超高層ビルから、さっさと家に帰ろうとするんですよ。
エレベーターに乗って。
でもこれで良いのかなって思って帰ってきちゃう。
なんだか、味いちもんめの中居くんかな??って感じのTBSドラマを醸し出すわけなんですけどね。
実は、ここからが面白いところでね。
このポールの料理なんだけど、タイの軍事政権のおえらがたかやら、力を持った人々が自分のステータスとして食べにくるのね。
その招く人々に出す料理は血と肉。ってタイトルなんだって。
ポールも悪趣味だな。
で、みんな、こぞってその肉をほおばる。
なんだか、えづらは、ホラーなんですよ?!
血が滴るようなソース。汚い食べ方。
みんなごはん食べるときは、野獣。
特に、一番最初にご飯食べるときの、男性の眼は血走ってるからね。
楽しいね。
で、そんなレストランのエリート業界に身を沈めていくオエイちゃん。
厳しいが、彼は凄い、と思ってやまないポールとの関係を見つめながら、色々考えていくんだけどね。
なんていうか、ポールくんの料理は、おいしそうに感じないんだね。
面白いかもしれないけど、おいしいのかな、これって。
最終局面では余計に思うよ。
これは料理かな?って。
でもね、どんどん階段を登り詰めたポールはいうんだよね。
俺が血反吐吐いてどういう想いでここまであがってきたと、的な。
ポールは登るごとに何かを、おいてきたんだろうね。
後半少しナイーブというか、ドラマ路線というか、雰囲気が変わるね。
テンポは少し悪くなるけど、必要といえば必要で。
この映画を観てると、プラダを着た悪魔とか、ザ・メニューを思い出すよ。
そこに落ち着いていいのか、っていう気はするんだけどね。
自分が本当にしたいことはなんだっけ、自分がしていて楽しいと思うことはなんだっけ。
階段は下りてもいいのよ。自分が決めればいいんだよ。