トリとロキタを見てきました。
ヒューマントラスト有楽町かな。
ダルデンヌ兄弟監督ですね。
ダルデンヌの映画ってあまり意識してなかったけど、その手に触れるまで、が見たのが最初かな。
ある子どもを見たいと思いながらまだ見てない。
じくじくするような、侘しくつらい映画を撮るイメージがある。
映画館では、あまり人気がないみたいで、客は3割ぐらいかな。
RRRが満席なのが皮肉だけど、混んでるところが苦手な私にはちょうど良い。
トリは小学生ぐらいの男の子、ロキタは20歳?ぐらいの女の子。
兄弟ってわけじゃないけど、一緒に暮らしてる。
どこだろ。養護施設みたいなところで。
アフリカからお互いにわたってきて、その道中に出会って。
兄弟ってことにして、ビザを申請しようとしている。通ればいいけど、働けるわけじゃない。
母親にお金を送らなきゃ。
レストランで裏バイト。
搾取されていく二人。
貧乏貧乏、どこまでいっても貧乏、その様をまざまざと描いている。
二人は一体どこへ行きつくのか、支え合いたいだけだというのにダメなのか、そんな映画になっているわけですね。
エンディングがぐん、とつんざくように空しくてね。
家族を想うとき、を思い出すわけだよね。
現実をまざまざと見せつける、そんな映画になっています。