アンネ・フランクと旅する日記をみました。
アニメですね。
実在の人物、アンネ・フランクの日記で、アンネがイマジナリーフレンドに綴っていた人物を元ネタにした、アニメーションになっています。
というわけなので、アンネ・フランクと、イマジナリーフレンド、キティ、両方の目線から描いた物語になるわけなんですが、実は
タイムトラベル要素が存在します。
何故なら、キティは、アンネ・フランクの日記から、もやもやっと、煙のように姿を現して現代によみがえる、という設定だからです。
そのキティは、というと、大好きな友達のアンネ・フランクが死んでいることを全く知らなくて、
アンネ・フランクはどこ?
って、聞いて回るんですね。
なので、映画の現代は、where is anne frankっていうわけなの。
一方アンネ・フランクは、例の隠れ家に行く幸せな日々から、隠れ家、そして最終的に行き着く話までを通して描いていくわけなのですが、これはキティの回想シーンとして入ってきます。
キティが現代で、アンネ・フランクを探し、アンネ・フランクの過去を見せる、そういう流れですね。
過去シーンになると、隠れ家の部分とかは、背景が結構CGなんだけど、あの作りにしたのはなんでかな。現代シーンになると、CGは極端に少なくなるんよね。
隠れ家シーンは、立体感を出したかったのかもしれない。
ともあれ、舞台となったのは、隠れ家のあるオランダ。
そこには、色々なアンネ・フランクがいて、キティは旅をする。
まるで、カサスで、京都・北海道・九州と名所を旅するように、アンネ・フランク由来の場所を訪れるんですね。
その過程で難民たちとも出会う。
その難民たちの暮らしぶりを、当時のユダヤ迫害と重ねている部分なんかはなるほどな、と感じる部分で、この映画、なんというか
小学生か中学生の教材映画として見せるといいのではないだろうか・・・
とふと思ったり。
私は小学校のときみせられたのは、裸足のゲンだったな。
めちゃトラウマだったわ。
そんなわけで、日記から飛び出してきたキティが辿るアンネ・フランクの人生とは・・?という話なんだが。
アンネ・フランクって何があった人?は最初に知っておいて見た方がよいかもしれない。じゃないと なんだ??ってなる気はする。
めちゃくちゃ残酷なシーンは出さずに、ファンタジックに包んであるので、見ていてはだしのゲンレベルで、リアルでつらい、ってことにはならないのはよいかな。