社会から虐げられた女たち、を見ました。
アマプラですね。アマゾンスタジオかな?
フランス映画です。
主要人物としてこの映画に出てくる看護師長メラニー・ロランが監督もしている映画。
こ、この美女監督もしてるん?!
まあ、それは置いておこう。
この映画ね。
主人公が霊が見えるのよ。
で、時折発作みたいな症状が出て、誰も知りえないことを言い当ててしまったりするわけ。
強気で読書家で、切れ者のウジェニーは嫁に行きたいわけでもなんでもないんだけど、ある日、その能力がばれちゃうのね。
しかも、折が悪かった父親に。
ある日の朝、母親の涙の理由が明かされるのは、ウジェニーが精神病院に放り込まれたと知った日だ。
ていうか、幽霊が見えただけで精神病院に入れられるだなんて、ヴェラ・ファミーガ入れられちゃうジャン・・それは困るからやめてくれ。
さて、この映画を見るにあたっては、ラチェッドを見るのがお勧めだと思う。
でたな!!サラポールソン!!って感じだけど、これも精神病院の話。
冷たい風呂、暑い風呂に入れるのを繰り返したりするシーンが出てくるんだけど、この社会から虐げられた女たちでも同じような話が出てくる。
プラス、しらなかったこととしては催眠療法。
催眠術にどこぞの偉い教授が、女性たちをかける。
発作で倒れたり、半身が動かなくなったり。
素晴らしい・・!!実に素晴らしい・・・!!
と教授は言うわけである。もうここらへんのシーンは
モルモットにしか見えねぇ・・・
という描写。時折、惨い扱いのシーンがもうキツイ。
ロボトミーは出てこなかったな、年代が少し違うんだろうか・・?
クライマックスのシーンは、正直見るのがめっちゃきつくて
惨い・・むごいっす・・・
と、見ているのがきつかった。
女性が癇癪を起したり、月経の乱れでヒステリーを起こしたりすると、当時は頭がおかしいと精神病院に入れるって話はよく知られた話で、時折映画になったりもしてる。
幽霊が見えるから入れられるっていうのは、初めて聞いたけど。
理解できないものを隔離する、拒絶する、という社会は当時男たちだけで回っていたのだろうか。
だが、ウジェニーの弟は理解あるやつで希望が持てる。彼もウジェニー側の人間だから、そうなのかもしれない。
治療する、という発想がまず間違っていることに気付いてほしい。
ちなみに原作本は狂女たちの舞踏会、という本。
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