フリーガイを見ました。
これ見よう見ようと思っていて今に至るよ。
なにしてんのわたし。
unextでみたよ。
デッドプールのライアン・レイノルズが主役。
ストレンジャー・シングスシリーズの監督ショーン・レヴィ。
話の内容はっていうと、ゲームの中の銀行窓口係、つまり雑魚キャラ=MOBが、ゲームの中で出会ったプレイヤーに一目惚れ。
ただのaiなんだけど、どんどんMOBから逸脱していってーって話。
世界観は、フォートナイトとちょっと似てる。
プレイヤーが空の上から降ってきて、悪いことしたりしてLVUP。悪いことしたりなんでもし放題、ってあたりはなんだかグランドセフトオートって感じだよね。
WIKIによると、そうじゃなくて、シムシティとかレッドデッドっていうんだけど、どう考えてもフォートナイトや、グランドセフトって感じがする。
ロブロックスなんかも取り上げられているけど、ロブロックスは子供が子供にゲーム売って、仲介料をゲーム会社が根こそぎ奪うみたいな感じのゲームだからあれとは全然違う気がするな。あれは、子供から金を搾取するゲームだよね。ゲームづくりを教えるという名目で。
話は逸れたよ。
とはいえ、このフリーガイの世界では、プレイヤーは子供であることが多いようだ。
銀行を襲うモヒカン頭の男は実はリアルでは小学生ぐらいの姉妹。
金持ちプレイヤーは22歳で親のすねをかじってたり。22は子供ヂャないんだが、、。w
アメリカも日本も同じようなもんだねw
タイトルにもなっている、フリー・ガイだけど、ガイっていうのはこの青いシャツの銀行窓口係、ライアンレイノルズのこと。
いつものように、朝起きて金魚に挨拶して朝飯を食う。
いつものように、クリームと砂糖2つ入ったコーヒーを頼んで、警官に挨拶。
いつものように、銀行で良い一日を!と声をかけると、銀行強盗がやってきて腹ばいになる。
いつものように、警備員の友人と談笑する。
変わらない日常を過ごしながら、素敵な女性に出会えることを願っている。
作られた世界で生きているレイノルズの笑顔は何故か、トゥルーマン・ショーのジム・キャリーとダブる。
そんなときに、ミリーがプレイするキャラクターが、7オクターブの歌姫の歌を歌っているのを聞いて、思わず声をかける。
人間が作ったゲームの中に、自分が作ったゲームの証拠が残されているはず、それを探しに来たミリー。ライアン・レイノルズとは、レベルが違いすぎるから、レベル100になったらまた会いに来て、とミリー。
一心不乱にレベル上げするレイノルズはまるで、オール・ユー・ニード・イズ・キルのトム・クルーズのよう。
この映画ね。
ご存知の通り、ただの銀行窓口係のレイノルズが、一目惚れしたミリーのためにどんどん他のキャラクターやプレイヤーを巻き込んで、大きくなっていく話なのね。
只の、つまりmobキャラ。雑魚キャラ。
"映画には動機がある"で言っていた、シェイプ・オブ・ウォーターのように、掃除人は見えない人間。
ゲームで見えない人間とは、mobのことだ。
プレイヤーにとって、それは背景でただのnpc。
イベントキャラはちなみにenpcって言うよ。
イベントの略ね。
でもね、npcとか、mobキャラがいないゲームなんてつまんないよね。
わたしは、フォールアウトとかスカイリムで、村に住んでる住人のあとをついていったりして観察するのが好きなのよ。
こいつ、何くってんのかな、いつ寝るのかな、店は何時に開けてくれるんだ!とね。
軽くストーカーだねw
でも、そのキャラクターたちがたまにあっちから話しかけてきてくれたりするわけ。お前、話がわかるじゃねぇか、一緒に飲もうぜ!みたいなさ。
楽しいよね。
この映画では、主人公はmobなの。
でも、みんながみんな主人公、っていうそういう話なわけ。
そこがいいんよね。
だから、ただやっつける話じゃないの、mobじゃないんよ、みんな。
なんにだってなれる
レイノルズは言うんよ。
だから、最後の最後に脇役だと思っていたキャラクターが主人公になるの。
それがいいんよ。
毎日同じルーティーンを過ごして、同じように会社に行って、そんな毎日を過ごす人にこそ見てほしいやつ。
正月にはピッタリの映画だよ!
ちなみに、ディズニー配給ということもあって、それ系のパロディやネタが出てきて大いに笑わせてもらったw
まさか、タイカ・ワイティティまで出てるなんてw