ポストモーテム。スカーネスでは誰も死なないを見ました。
ネトフリオリジナルドラマです。
ノルウェー産ホラー映画です。
というよりスリラーコメディかな、、。
農家の納屋の近くで、死体が発見された。
嘔吐する警察官。
こんなことで吐いてるんじゃぁないよと言わんばかりの黒人の中年女性。
吐いているのは白人の男性で知り合いだという。
上司は、死体が出たら、みんな救急車が来ると思ってるけど、違うよ。来るのは葬儀屋さ。と言うが、男性警察官は、連絡したのか?なんてことを!と咎める。
訳を聞くと、葬儀屋は死体となって発見された女性の実家だということがわかる。という、とんでもない始まりになっている。
このドラマは吹き替えがないのが残念かな。ドラマ結構吹き替え好き派。
駆けつけた葬儀屋のお兄さん、お父さんがなかなかきつそうな面持ちをしている。
このドラマ、ノルウェーの片田舎で起きる事件をドラマにしているんだけど、キャラクターが結構印象的。
お兄ちゃんは、髪の毛をオールバックのようにまとめてのぺーっとさせ、ちょっとぽっちゃり。細かいことがいつも気になってしまい、夜も眠れなくなる。ドジで商才がないがどうしょうもないほどの善人だ。
本編の主人公はこの兄の妹。三十歳は過ぎているが、独身で実家ぐらし。この映画では不幸に見舞われているのだが、その自分に起きた不幸に振り回されて、テンパってしまい、やることなす事詰めが甘くてドジを踏んでいる。
ドジなのはこの兄妹の定めかもしれない!
そしてドジを踏んでしまうと、お兄ちゃんが必ず悲しそうに運転しながら、BGMが流れてくる。
ちゃ~ら~ちゃ~ら~♪
もう覚えたよ!
と、ドジを踏むたびコミカルに見える。
そんな妹に恋心を寄せている警官や、兄弟を怪しいと感じていられる中年女性の上司。
田舎ののどかさと、ゆるい日常にホラーでファンタジックな要素が絡んでいるドラマになっています。
北欧の方って、ミステリーとかスリラーとか本が大量に出版されるんだって。のどかだからこそすごく本を読むお国柄だし、そういうものを読む国民性なのだとか。
ノルウェーやフィンランドなど、結構面白いジャンルの映画が眠ってそうですね。
楽しいドラマでした。
ところで、私知らなかったけど、ヨーロッパって仮装と土葬があるんだって。
イメージ的に土葬だけだと思ってたよ。
しかも、ノルウェーは土に還らないものは棺にいれたりしちゃだめなんだって。
ECOな国だ。
ちなみに、ポストモーテムというのは死亡後の検死という意味なんだそうだ。