シー・ユー・イエスタデイを見ました。
スパイク・リーがプロデューサーですね。監督は別の人。ステフォン・ブリストルかな?
ネトフリオリジナルです。
この映画、是非隔たる世界の二人
と一緒に見てほしい感じの話になっています。
映画の内容はというと、ある黒人の兄妹がいるんですけどね。
妹はめちゃ頭が良くて、いわゆるオタクなんだけど、タイムマシンを作るぞ!とバック・トゥ・ザ・フューチャーみたいなこと実験してる。友達と二人で。
兄貴はバイトして日銭を稼いでいるんだけど、大学とかはいってない。
妹思いで、妹にお前は頭がいいのだから大学にいけ!って言うんだよね。
妹は兄思いで、兄のそばにいたいし、お兄ちゃんも大学に行ったらいいんだよ!って言うの。
でも、お兄ちゃんは自分の状況をよくわかっているからそうだな、っていう気のない返事をする。
そんなある日、強盗と勘違いされた兄貴は警察によって射殺されてしまうんだね。
なぜ射殺されたか?っていうのは後々出てくるわけなんだけど。
で、そんなのおかしい!って憤った姉は過去をやり直そうとする話。
この映画を見たときにビックリしたのはジョージフロイド事件より前に作られたということだ。あの印象が強烈だったから。
でもそういうことじゃない。
こういうことは日常的に起きていることだから、それより前に作られていて当たり前なのだ。
だから、隔たる二人の世界と一緒に見ると、色々考える。
この映画は、ティーン向けに作られているが、それを通り越して深いメッセージを帯びるようになる。
彼女が過去で奔走する合間に、振り返る兄貴の姿は物悲しい。
音楽とシーンで訴える。
ラストまで彼女は昨日を取り戻すためにずっと走り続けるのだ。