サラブレッドを見ました。
アニャ・テイラー・ジョイ主演のスリラー映画ですね。
主人公は、リリーって名前の女の子。
頭が良くて、アマンダっていう幼馴染みに勉強を教えてる。
アマンダはちょっと変な子で、ズゲズケと物を言う。
自分には感情がないと話す。
その話を聞いて、リリーは訝しげな気持ちになるんだけど、本当にそうだということが徐々にわかってくる。
だが、アマンダは自分に嬉しいも悲しいもないけど、人の感情は論理的に汲み取ることができる。
彼女は気持ちがわからないからこそ、それを知ることができるようになったのだろう。
訓練したのだ。
彼女は、涙を自由に流すこともできる、と説明する。そして自分は真似をするのが得意だと。
それ故、アマンダは、リリーが義父を嫌いなことをすぐに見抜く。
リリーはいつも自分の感情を人に見せないようにしていたが、アマンダと徐々に仲が近くなっていきーという話。
なんですか?ティーンものですね?
だがこれは単なる青春モノではない。ある種そうだけど。
この二人の交流は化学反応みたいな感じだ。
自分には感情がない日々が日常だったが、人の気持ちは察することができるアマンダ。
感情はあるが、人への共感ができないリリー。
二人は全然違うようでいて似ている。
全然内容は違うんだけど、わたしは少しゴースト・ワールドを思い出したよ。
わたしあの映画好きなんだけどね。
どこのストリーミングでもやってなくて困ってるんだ。
あの映画は二人が意気投合して仲良くしていたのに、それなのにどんどん道が離れていってしまう話なんだけどさ。
と、青春モノなのにスリラーという映画なのでした。
ちなみに、アニャのお屋敷にチェスのオブジェ出てくるから、つい、ニヤッとしちゃったよね。