SNS少女たちの10日間を見ました。
少し話題になっていたチェコのドキュメンタリー映画ですね。
童顔の女優を集めて、子供部屋をスタジオに配置。
SNSに写真付きで12歳の女の子として公開したら、どういうことになるか?を追ったドキュメンタリーです。
まぁ、要するにオトリドキュメンタリーなんですけどね。
わたしからするとどう考えても12歳には見えないんだけど、そういう喋り方してるんだろうか。外国人だからよくわからぬ。
日本人とか童顔過ぎて誰でも12歳に見えそうだな。と思わなくもない。
この映画では、フェイスブックかな、にアカウント登録を試してみたところ、たくさんの男から友達申請が来て、話さない?とアクションがたくさんあることを映し出す。
大抵の男は、下品で卑猥な言葉を口にして、見せつけてくる。スカイプを兎角したがり、俺のを見ないか?と話しかける。
なかなか恐ろしい話だ。
しかし、衝撃なのは、こういうやり取りをしてくる男性は一様に小児性愛者ではないということだ。
それは知らなかった。
なんでも、小児性愛者の場合、セックスしようと持ちかけるのではなく、話をしたがるのだという。
ということはこやつらは、、、。
そうして、ネットの闇を映し出す。警察だとこういうことできないだろうし、という意味では興味深いドキュメンタリーなのだが、そこをついてきているところが、少し引っかかる。
悪意みたいなものを感じるのかな。
悪行を重ねる男たちに馬鹿じゃないのと小馬鹿にして笑っているシーンなども入るわけだ。
まぁ、たしかに人間としての反応をそのまま映しているんだろうけど、こっちは騙しているんだぞ、お前のこと見えてるんだぞという上からせせら笑っている感じもする。
男たちを擁護するわけじゃないけど、スマホを持った野次馬たちみたいで違和感を感じるわけだ。
この映画を見ている私も同様なのかもしれないが。
この映画での違和感は中盤にもやってくる。
たくさんの男たちと会話する彼女たちだが、裸を見せることは良くない。と諭す青年が出てくるわけだ。
ほとんどの男性の顔はボカされているが、彼の顔だけはぼかされずに明かされ、謎にBGMが流れる。
さぁ、感動するよね?
みたいな意図を感じる。
いや、ちょっとまって。
彼も、12歳少女に連絡してきた男だよね。
最終的にこの映画では、男たちと実際に会ったりして、映画として男たちに訴えかけるところまでやる。
いわば、ドッキリドキュメンタリーとも言えるが、あった男たちの言い訳もすごい。
この映画の是非は色々ありそうだけど、一番重要なのは、やべーやつらはウヨウヨいるから、親御さんたちは気をつけないといけない!!ということ。
昔に比べてネットもしやすくなったからね。ネットわかんないとかいってないで、親は勉強しなくてはならないのだ。
そういうことを認識するのに必要な映画ということだ。
この映画はチェコの話だけど、日本も例外ではない。