哀愁しんでれらを見ました。
ホラーというかスリラーというか、っていう映画です。
子持ちの田中圭と結婚することになる土屋太鳳。
主人公は、土屋太鳳ですね。
ある日、酔っ払って線路の上に横たわる田中圭を助けたことで、親交が深まり、結婚することになる。
だが、しかし結婚してまもなく、何やら不穏なことがおきはじめー。という話です。
相手のことをよく知らないで結婚するとこう、っていう話でもありますが、どちらかというと、この主人公の心の遷移のホラーでした。
もともと、小さい頃にお母さんが自分を捨てて出ていってしまうんですね。
一人妹がいるけど、世話を焼いたりしてお母さんみたいと言われている。
そんな彼女は市役所で働いているのだけど、家庭に問題がありそうな家を回ったりする職業についていることからも、母親、子供という関係に固執しているのが見て取れる。
そんな土屋太鳳が、どんどんと闇に落ちていくんですが。
やっぱ太鳳ちゃんは闇落ちしてなんぼだな!!!
という展開になってる。
まれのイメージが強いかもしれないが、元々土屋太鳳は、影がありそうな少女の役(鈴木先生)や、シーアのMVのような狂気さを兼ね揃え、天真爛漫というよりも、その影の部分のほうが魅力的な役者と言えると思う。
本作では、その陽と影のどちらも見ることができる。
いいですね!はい、いいと思います!
後半から、ドラマ展開になっていくのかと思いきや、全力でふりきってやばい人たちになってゆく。
ラストの詰めはちょっと甘い感じはするのだけど、全体的に醸し出される気持ち悪さと、空虚さが後味の悪さを面白くしている。
わたしは肉焼いちゃうけどね。