悪女をみました。
予告をみたときに、FPS映画のハードコアを思い出したんですよね。この映画。
悪女はっていうと、ずっとこういう視点で取っているわけじゃないんですが、
アクションシーンが凄まじいんですよ。
もちろん、冒頭はFPS視点でアクションシーンが始まるんですよ。
でもFPSってだけじゃない。
一体どうやって撮ってるんだ??
の連続。多分、3D酔いしやすい人は酔うかもしれないので、見るときは気をつけたほうがいいかもしれない。
個人的に驚かされたのは、
バイクアクションシーンのカメラがぐるんぐるん回るシーンとか、
カーアクションで、一人でハンドル操作しながらお外に出ちゃうシーンだ。
どうなってるんすか?w
ここら辺の撮り方は、なかなか驚愕だった。
が、しかし、いろいろツッコミどころも満載なのがこの映画。
というか、アクションシーンでツッコミどころが満載なのは、
絶対に、血は血しぶきを出しながら、プシューーーーー!!!!っと音が聞こえるのかの如く、出てくるんですよね。
ヤクザ映画、この人好きなんじゃないだろうか・・・?
ちょっと思った。絶対拳銃で戦えば良いものを、なぜか絶対みんな刀なのである。
でも、それでいいのだと思う。
ただ、この映画は、物語の主人公の感情路線などを大切にするあまり、
そこに時間を取りすぎている。
だから、アクションシーンで、かっ飛ばしていたかと思うと、
途中で凄い中だるみする。
そこいらないだろ!!
どうせなら、マッハぐらい振り切れる映画にして欲しかった。
マッハは、タイのムエタイの映画なんだけど、ドラマ部分なんか糞食らえだぜ!
アクションが大好きなんだぜ!!それだけで映画を作りたいんだぜ!!
みたいな感じで、怒涛のアクションシーンが凄い映画だった。もともと私も格闘技をやってたから、こういう映画は好物である。
イップマンなんかもすげーテンション上がる。
でもね、きっとこの悪女の監督も、そんなにドラマ入れたくなかったんじゃないだろうか・・。
だってさ。
どう考えても、
こういうアクションシーンがやりたい!!!
ていう感じで、映画撮ってるように感じるんだもん。
なんか、トム・クルーズ思い出すよね。
こんなアクションシーンをやってから、ドラマを後付けすればいいのさ!!
この映画は、タイトルの意味をドラマ部分にも持たせたかったのと、アクションシーンも撮りたかったのと、両方が中途半端になっている部分が勿体無いなと感じました。
どうせなら、もっとアクションに振り切って欲しかった!!
そうでないなら、もう少し、ドラマを丁寧にテンポよくして欲しかったなあ・・と感じた。
惜しいですね。
とりあえず、今後に期待しておきます。