シンクロナイズドモンスターを見ました。原題はcolossal、巨大なって意味らしい。
予告の感じからてっきりラブコメなんだと思ってたんだけど。
実は、これラブコメじゃあなかった。
最初は、ダメなアンハサウェイが、彼氏から追い出されて地元に帰って、”いい人”な小学生時代のクラスメイトのオスカーに助けてもらうっていう話の展開になっている。
助けてもらうあたりもなかなか、
そんなうまい話あるかよ!?
ぐらいうますぎ。
オスカーはバーを経営してるんだけど、そんな大して人もこないバーにわざわざアン・ハサウェイを雇うのである。アン・ハサウェイも、口では断っておきながら、ラッキーぐらいに思っていて、客もそんなにこないバーで、オスカーとオスカーの友達たちと夜な夜な酒を飲んで日々を過ごしているのである(きっとこのお酒代は、オスカーが持っていることだろう)
なんとも勝手な女なのだろうか?!
実は、アン・ハサウェイは、彼氏に追い出されたのは家でグダグダ仕事もせずに、いるから追い出されたわけなんだけどさ。
そんなアン・ハサウェイが、オスカーと仲良くなって、ラブコメ展開にでもなるのかしら、と思うでしょう?
思うでしょう?
ところがそういう展開にはならない。オスカーのところに入り浸っていた、若いイケメンといい仲になってしまうのである。アン・ハサウェイの方から、もちろん積極的にお誘いして・・・・
なんとさすがなアン・ハサウェイだよね?!
ということで、ここら辺からラブコメの様相を呈さなくなってくるのである。
逆にいうと、このなんとも勝手な主人公役にはぴったりはまっている気がする。
ある意味わかっていますね。
ていうか、製作には、アン・ハサウェイの名前も入っていた。
逆に、アン・ハサウェイは、自分が、嫌われていることがわかっていてこの映画を作ったのか・・?!と思わなくもないが。
そうこうしてストーリーは、なんとも意外な方向に話が展開していくわけだが。
モンスターが現れてしまった理由は、なんとなく説明があるけれど、これまた
そんなうまい偶然があるかい!!
と突っ込まずにはいられないんだが、まあそれは目をつむるとして・・・。
オスカーなんだかかわいそう。
ちょっと思う私がいた。まあ、あいつの言動は許し難いものがあるからな・・。
小学生の時の同級生が、どう成長したかなんて、わからないし、
あの時のままかなんて、誰もわからない。
ちなみに、私の小学生の時の同級生に大人になってから会ったことがある。
昔はぽっちゃりしていた彼女が、すらっとした細身の女性になっていた。
すっかり都会に染まってしまったのだろうか。
居酒屋にとりあえず行ったら、菜食主義者で、お酒も飲めず、炭酸も飲めないことが発覚。結局、頼みすぎた食べ物を私が消費した。
なんとなく会話を酌み交わしたが、根本は変わっていないようでいて、違う人生を歩んでいる、そんな感じで結局あれ以来会っていない。
あの子は今はどうしているだろう。
それにしても、なかなかキャラクターが揺れてる映画でした。全体の感想としては、変な映画だな。という感想。
ラブコメの皮を被った、ヒーロー映画みたいな話になっている。
でも、
何も解決してない。
そういう感じの映画だった。ちょいちょい笑えるし、悪くはないんだけど。。。
主人公は、結局根本的に変わっていない。
そこが気になる映画だった。