PARASITE DOLLSを見ました。
映画アニメですね。
1990年代のTVアニメの劇場版で、2004年かな。
もともとは、A.D.POLICEというTVシリーズが元になっていて、それの番外編として制作されたのが、PARASITE DOLLS。
世界観としては
ブレードランナーを日本風にした感じに近い
ブレードランナーがそもそも日本や中国などの文化が入り混じった世界観ではあるんだけど、PARASITE DOLLSがどうしてそう感じるか?っていうと物語がそうね。
日本で大震災が起きた後、復興するときにアンドロイド、ブーマを使って復興を遂げた。
その時、アンドロイドは人間たちの生活の一部になっていったのでした、という世界が元になっていて、舞台が日本なんですね。
少し近未来感の日本であるにもかかわらず、服装は1990年代初頭のような、ちょっとある意味ださい服装、
だがしかしそこがたまらなく良い。
そして、攻殻機動隊映画版押井守を思わせるような暗くてじとじとした雰囲気とセル。
映画自体は、もともとOVAシリーズ3話分を映画として再構成したもののよう。
で、1話、2話、3話と話が続いていくのだが、
1話 one yeas later -> 2話 5 yeas later -> 3話
といった時間の流れになっている。
登場人物たちの世界で6年も経っているようにはあまり思えないわけだが、女性捜査官の髪の長さが年月を表している。
また、1話から3話まで、結構ディープな大人向けとなっており、
1話からクスリ、売春、娼婦、玩具 といったアンドロイド的にはよくある話なのだが、描写がリアル系なので結構エグい表現となっている。
そこを世界観が暗いので、より暗くなることでセーフなようなアウトなような、描写にもなっていたりも。
R指定にはなるかな。直接的な描写はないけど、ネタがネタだけに。
1990年代のセル感や、ダークなハードボイルドアニメが好きな人にはお勧めかな。
声優さんもみんなかっこよいし、元のA.D.POLICEじゃなくて、PARASITE DOLLSでアニメシリーズを見たい気もする。