すずめの戸締りを見ました。
TOHOシネマズ渋谷かな。
アニメです。
いろいろ端折りますよ。てか、ネタバレしてまうかもしれないよ。
てか、
新海誠ですね。
私はこれまで、新海誠に関しては、とーっても否定的な見方をしていました。
ん－
なんでかっていうとさあ。
ん－ なんでかっていうと。
なんか、うまく言えないんだけどさあ。
新海誠っていうとさ、やっぱ
一人で、自分が納得いくものを、こつこつ自主制作だろーが、一人でだろーが、全部が全部作ってしまうような、オナニー映画作ってたひとだとおもうんだよ。
ほしのこえとか、秒速５センチメートルとかさ。
どんなすれ違いだよ、って。
すれ違いが大好きな人だったんだよ。
もう、なんか映画の中でポエムまき散らしてくるような、青臭い映画作ってくる人だったんだよ。
それがさ。
それが、君の名は。で、大作映画の仲間入りしちゃったんだよ。
そうなんだよ。
なんか、
メジャー映画監督になっちゃったんだよ。
君の名は面白かったかって？まあ、そりゃ・・エンタメだったよ。
でもさ、なんか腑に落ちないんだよ。
俺たちの新海誠はどこだよって。
いつものオナニー映画作ってくれよって。
でも、天気の子でも、いつもの映画作ってくれないんだよ。
なんだか、とてつもない、心の中の叫びをセリフにのっけてしまうんだよ。
違うんだって、こういう映画が、見たいわけじゃないんだよって。
で、すずめの戸締りだよ。
面白かったって？
面白かったよ。
どう面白いかっていうとさ。
もうなんていうかさ。日本人たちよ、わかるだろ。
あの音を思い出しただろ。
３月１１日を。
災厄を沈めながら、日本各地を回って、まるで
カサスのようだ。
てか、RPGだな。
要石に導かれるまま、二人は互いの絆を強めながら、どんどんレベルアップ。
敵もレベルアップ。
そうして、どんどん倒していけてると思いきや、息もつかせぬままに急展開。
あれよあれよと、日本的楽しい風景やらやら。
各地の地震に紐づいた場所を転々としながら、ついにあそこに近づいていく。
そうしてクライマックス。
そう、楽しくないわけがない。
楽しいっていうかさあ。
なんかさあ。複雑な気持ちになるんだよぅ。
新海誠の映画じゃないんだよう。
青臭くないんだよう。どこいっちゃったんだよう、あのオナニー映画はよう。
って。
まるでさ、シャマランがシャマラン映画作ってないみたいな感じなんだよ、わかる？
あの人間臭さがないんだよ。
でもさ、
面白かったんだよ。新海誠よ。
だってさ。
あの、大震災をテーマにした映画で、それを見事にエンターテインメントに消化させてさ。
消化させつつ、あの風景、あの場所、あの想いを表現しちゃってんのよ。
みんなさ、行ってきますって鍵を閉めたでしょ。
そうだよ。
鍵をしめるのって、出かけるときなんだよ。
でもさ、帰ってこれなかったんだよ、みんなさ。
そうなんだよ。
おいおいおい、新海誠、きいてねぇよおおおおお。
どこ行ったんだよ、あの青臭さはさああ。
と。
色々あるんだけどさ。
良かったよ。結局は、良かったと思うよ。
天気の子より、好きよ。でもさ。
結局さ、細田守監督ができないことを新海誠はやってしまったんだよ。
ある意味対照的だよね。
細田守の映画は、細田守っぽいんだよ。細田守が捨てられないんだ。
でさ、新海誠は、カギをかけたんだよ。さよなら、って。
だから、感動的だけど、少し複雑なんだよ。
