SHE SAID/シー・セッド その名を暴けを見ました。
U-NEXTです。
長年ハリウッドに君臨した映画の名プロデューサーが、めちゃくちゃ女性に性的暴行を加えていたことが明らかになった、その記事が出るまでの実話を描いています。
SHE SAIDというタイトルですが、HE SAID, SHE SAIDという表現が英語にはあるのですが、それって彼女のいいぶんでしょ、彼のいいぶんでしょ、って言い回しに使われます。
そう、そういう皮肉をタイトルに持ってきているわけですね。
あのMe Tooの始まりです。
ニューヨークタイムズの二人の女性記者が主役なんですが、
一人はトランプのセクハラ疑惑を追っていて、もう一人は映画業界の女性被害を追っていて。
そして、二人がタッグを組むわけですよ。
ハーヴェイ・ワインスタインが、どうやら性的暴行していた事実があるらしい。
それっていつからなの?1990年代にはすでに?
でも、誰も訴えてなくない?示談してるの?え?
彼は、ホテルの部屋にバスローブでスタッフを呼びつけて、
「マッサージをしてくれないか?」と一言。
シャワーを浴びないか?みんな普通にやってるよ?君は、僕ともう会わなくていいのかい?ジャグジーがあるんだ。良いから一旦部屋に入ろう。僕に恥をかかせないでくれ、廊下じゃなくて、部屋に入ろう。何もしないよ、妻と子供たちに誓う。
糞ひくわ。本当にキモイ。
って感じの会話が、出てきます。ひゃー・・。
本当に頭がおかしい。
でもさ、これ数十年にわたってやってるわけだよ、ハーヴェイ・ワインスタインはさ。
そして、誰も何も、起きないわけ。
みんなの口を閉じてるわけ。
夢を持って映画の仕事にかかわって、女優として成功したくて、やっと脚本が書けると喜んで。
それで、彼の誘いを断ると映画界から消されるんですね。
この映画、残念ながら今年のアカデミーは取ってなかったですね。
まあ、多少地味で派手さはなかったのかもしれません。
でも、映画界を告発する映画なんですよね。
これを選出しなくてよかったんでしょうか、アカデミー賞は。
少し気になりますね。
キャリー・マリガンは、プロミシング・ヤングウーマンに続いて良い味出てますね。
ちなみに、制作はあのブラットピット。
被害にあったグウィネス・パルトローも名前がよく出てきます。本人も電話で出演。
彼女はブラピと付き合ってましたからね。だからよく引用されるんでしょう。知名度もありますし。
アシュレイ・ジャドも本人役で出てきてくれます。結構好きな女優さんだったけどね。
TV業界にね、友達がね、数人いるんだけどね。
セクハラなんて日常茶飯事だよ、お尻なんて挨拶替わりに触ってくるよ、って。
私たちに人権なんてないんだよって。
彼女たちいうんですね。
多かれ少なかれ、どこの会社でもセクハラってあると思うんですね。
程度の差こそあれ。
でも、なんで映画やTV業界はこういうのが多いんだろ。
思うよ。