ファイナル・ガールズ、惨劇のシナリオを見ました。
ファイナル・ガールって映画のほうじゃありません。
この映画、見るのは実は二回目です。
何故なら結構好きな映画だからです。
この映画を知ったキッカケは、三宅隆太さんが紹介してて興味を持ったから。
彼が紹介する映画は基本的にメモって見るようにしている。
未公開映画の紹介が多いのと、彼の着眼点が素晴らしく、彼は邦題のタイトルにもだまされることもなく、否定的に映画をみることがないからだ。
主人公はタイッサ・ファミーガ演じる十代の女の子が、お母さんを事故で亡くしてしまい、すれから年月が流れ、ある映画館の上映会で、お母さんが昔出ていた血まみれのキャンプ場という映画を上映する映画館のイベントに出席するというあらましになっている。
お母さんを事故で亡くしているのに、映画館で見てお母さんが13日の金曜日の如く、殺されるシーンを見なければならない。
だが、苦手な学校のレポートを肩代わりしてくれるという約束で、主人公は映画館のイベントに出席する。
ほどなくして、映画館で火災がおきてしまい、早く逃げなくては!と、映画のスクリーンの後ろに出口があるはず!と退避するのだが、
逃げたそこはあの血まみれのキャンプ場の映画の中だった
というストーリーになっている。
役として登場する主人公のお母さんに再会し娘はまさかの自体に衝撃を受ける。
まさかもう一度出会えるなんて・・・!
娘は、映画の役としての母の名前ではなく、ママとたまに呼んでしまうのは切ない。
物語が進まないと、俺たちは抜けれないはず!と映画の話を進めようとする主人公たち。
第一の殺人が起きる場面を目撃するが、自分たちは殺されないはず・・と高を括るも、仲間の一人が攻撃されてしまう。
死に物狂いでキャンプ場に逃げ帰った主人公たちは、
ファイナルガールのそばにいれば助かるはず!!
と、生き抜こうとするわけだ。
この映画では、お母さんが映画の中で死ぬことを阻止するために、頑張ろうとする主人公にどんどん感情移入していくとともに、13日の金曜日のパロディの如く、効果音も素敵で、気分はデッドバイデイライトで敵に追われているような最高の素晴らしさもある。
ようするに
火サスだ!
まってました!!みたいな楽しさもあるが、主人公の母を助けたいという情念もあるため、コメディであり、ホラーであり、ドラマになっている。
そういう意味では、ハッピーデスディ2に近いかもしれない。
ハッピーデスデイ2も、お母さんのセリフが素晴らしかった。
映画の中である、というネタも存分に生かして物語は展開する。
この映画は、とくにラストシーン直前が素晴らしい。
微笑ましいのに泣けるのだ。とりあえず微笑んだよ私はさ。
ありがとう、三宅隆太さんっていう感じの作品でした。
タイトルに騙されてはいけない、まず見ること。