すっごく昔から積んでたもう10年ぐらい積んでたオールアバウトマイマザーをみました。
監督は、ペドロ・アルモドバルですね。
どんな話かは実はよく知らず、ジャケットの女の人が立っている後ろのおばちゃんの顔が気になって仕方がなくてって言うところがキッカケです。
この映画ですね、見初めて感じたこと。それは。
めっちゃ展開が早い!
あれよあれよと数ヶ月、数年経っていくんですよ。
そして、会話も早い。やりとりが早い!
ヨーロッパの映画で、こんなに展開が早いのってあったかな?ないこともないが、展開が早いって意識したのは初めてかもしれない。
主人公は、セシリアロス演じる主人公のお母さんが、息子と一緒にイヴの総べてみたりだとか、欲望という名の列車の演劇見に行ったりだとかのシーンから始まるんですけど、この映画ですね。
このオカーちゃんにまつわる人生の話と、オカーちゃんの周りの女性たちの人生の話なんですね。
で、いろんな女性たちが出てくるんですよ。
レズビアンの女性や、元は男性なんだけど胸を付けた女性や、主人公みたいなお母さんとしての女性や、20代のペネロペクルスみたいな若い子や。
出てくるのはほとんど女性。
で、その女性たちが一堂に会して、ご飯を食べたり、ワインを飲んだりするシーンがあるんだけど、そうこれは、女子会!!
女は何歳だって、女子会をするんだわな!
て、ちょっと思った。
で、そんな女性たちを尻目に、男どももちょっと出てくるんだけど、
ペネロペクルスのお父さん以外は、クズ男みたいなのしか出てこない。
ここがいい。
特に、ある事件があって、女子が涙を流しているのにも関わらず、本能の欲求があふれんばかりの男優の一言が良い。
この一言が、お前を現しているよ。
ちなみに、この映画色彩が結構良くてというか、素敵で、
赤色を基調にしていながら、カラフルな色彩もあって画の感じがオシャレ。
特に、冒頭お母さんが持っている傘とか、どこに売ってらっしゃるんですか。
それにしても、特急列車のごとくの展開だったので感情移入がどうたらとか、そういう感じの映画ではなかったんだけど、
女って強い生き物だなと、我ながら感じる映画でした。