台湾の話がまだ半分ぐらい残っているけど、映画も週5でみに行っているから、こっちの話もしておこうということで、バースデーワンダーランドです。
私、原恵一監督の映画って結構好きなんですよね。(実写の方はまだみてないんですが)
クレヨンしんちゃんから始まって、カッパとクゥ、百日紅、どれも”らしく”て好きだったんですよね。
駄菓子菓子。
バースデーワンダーランドは物足りなかったんですよ。
いつもの原感がなんか薄かった。
あらすじはっていうとですね、学校に今日は行きたくねぇ〜〜〜っていう主人公こと松岡声が、家でズル休みしていると、お母さんが、チイちゃんという知り合いの家に、用事をしてきてほしいというわけなんですわ。
で、チイちゃん家に行ったらば、謎の手形があったもんで、そいつに手を置いたら、謎の錬金術師と申すおっさんが、家の地下から出現されたとー。
という、とんでも展開な訳なんですけど。
のっけから、結構とんでも展開なところがあって。
ズバリ。
セーター?!
セーター、そんなに重要?!
ていう、ツッコミがしたくなるんですよ。
なんなんセーターって!ていうな。
で、前半結構物足りないんですよ。
薄い・・薄いぞ・・とても薄い・・。
THE異世界みたいな薄さを感じるんですよ。
いうなればですね、十二国記とかはですよ、素晴らしいじゃないですか!世界観設定が隅々詳細に到るまで、事細かに設定されているんですよ。
人が木の実から出てくるとかどういうことなんですの?!
最高なんですよ!
(何故、十二国記の話を例に出したかというと、私が好きだからだ!)
ていうか、十二国記はさ、ちゃんと全部物語終わるまでアニメ作って欲しかったよ!!!!NHKお金払ってるんだから、お願いしますよほんとお願いします今からでもいいんですがいいんでs
なんですけど。
このバースデーワンダーランドの世界観がですね。
薄い。
もともと原作はあって、地下室からのふしぎな旅という本らしいです。(読んでないので原作のことは何も言えないが)
とはいえですね、115分しかない本編で、頑張るにはなかなか難しいのもわからんでもないんですけど、すごーーーーーく薄く感じるんです。
全く、新しみもないし、何より、
セーター編むのってそんな命がけかな?!
とか、突っ込みたくてしょうがないんです。
まあ、いろいろ言いたいことはあるっちゃあるんだけど、後半、種明かしが行われてからの流れは悪くないです。
もちろん、雫切りのシーンでも、水というものがどう運ばれているのかーというの映像は、ああ、本で読んだらめっちゃ楽しそうやん、て思いました。
そう。
本で読んだらー
と、私は思ったんですよ。
この物語をですね、
私は本で読みたいと思ったわけなんですよね。
だから、この映画は物足りないんです。
つまり、自分のイマジネーションの方が勝っていると感じてしまったんです。
あとまあ、いろいろあるんですが、
わざとらしい所作とか。
謎の無駄なアニメーションの動きとか。(というより間?尺?長く感じる)
そして脇役に感じてしまう主人公。(これはある意味、主体性がないという意味では正しいのですが)
説明ゼリフとか。
主人公にも、ラインの既読スルーや人間関係で億劫になってしまうというもともとの性格についての裏付けはあるのですが、
この主人公が、悩んでいるような感じがしないんですよ!
例えばですよ。
ブレイブストーリーとかは、まだ悩んでいたと思うんですわ!(内容を結構忘れているが、それは覚えている)
あとですよ。
ストレンジドーンはずっと葛藤してるんだからな!!
ちなみにこれは昔WOWOWで放送されていたアニメなのだけど、とってもイライラする主人公たちなんだけど、とっても面白いアニメでおすすめです。
まあ、とにかくです。
私は百日紅みたいな感じでいいと思うんです。
今回は、なんかとても大味感を感じました。
原さんは、新海誠みたいな感じの全般受け路線変更はしなくていいと思います。
次回作に期待します。
P.S.
ところでー。
milletの歌良い。もっと表に出てきて歌リリースお願いします。