アナイアレイションを見ました。
英語表記だと、annihilation。これであないあって発音するの?アニヒレイションって言っちゃいそう。
さて、本作ですが、エクスマキナの映画監督さんが脚本と監督しています。
私この映画結構すきでしたね。アカデミーの視覚効果賞とってたかな。
内容的には、IT会社に勤める主人公が社長から呼ばれてAIの実験に参加させられるって話なんだけど、そのロボットに感情移入していっちゃうって話なんだよね。
それはさておき、その監督だったのでビジュアルに結構力をいれていて
幻想的であり、恐ろしい場面であっても美しいと感じさせる部分もあって良かった。
特に、木の表現だったり、ところどころに見える突然変異の色彩などは興味深い点が多い。花自体は色とりどりで埋まってるように見えないこともないんだけど、実際どうなの?私わからないぞCGなのかな。
近場のやつは実物な気がする。
ところで、この恐ろしくも興味深いこの世界さ、
THE LAST OF USすぎない??
数年放置されたようにしかみえない家や、ジャングルジム、基地とか出てくるじゃん。
あまつさえ、壁を胞子が伝ってたり、おやこれは・・
THE LAST OF US!!!!!
元々原作の映画化みたいなのでオリジナルはないみたいなんだけど、きっとこの監督さんラスアスやってますよね!!
やってないんですか!!
じゃあ、THE LAST OF USの視覚効果担当お願いします。(美しくはしないで恐ろしくおねがいします)
と、色々視覚的に面白い映画でした。
物語としてはナタリーポートマンの旦那が一年ほど家に帰ってこなくて突然帰ってきたとおもいきや、いきなり体調に問題をきたし、救急車に乗せられるも、軍がやってきてナタリーポートマンもろともとある施設に連れ去られる。
旦那は昏睡状態となり、旦那がそうなってしまった原因であるシマーの領域に入っていくという話になっている。
そのシマーに入っていく人物たちは全員女性。
興味深いのは、その女性たちは5人選別されるわけだが、5人中4人は学者。
今までは兵士を派遣していたのだが、ほぼ誰も帰ってこない、今回は女性で学者というわけだ。
ちなみに残り一人は救急士。
つまり、学者であるから冷静沈着に物事を判断し、理性を持っているハズ
というわけである。この背景が後にキャラクターたちの行動への理由となっていく。
ちなみに、ナタリーポートマンは、もと兵士で現在は学者という謎の経歴だ。
要するに、冷静沈着かつHPもMPもSTも高いってわけだ。
どうみても兵士には見えないのだがもしかしたら事務職かもしれないとおもって・・(略)
で、そうこうして領域にはいっていく女性たち。
途中で熊が現れるシーンがあるのだが、そのシーンがとても良い。
戦慄感がある。熊のとある意外性の部分も大変いい。ゲームで転用したい感じだ。
ちなみに、あの熊の顔をよく見ると、とあるものが結合していることがわかる。興味深い。
結構楽しめた映画でした。
ただこの映画、IMDB的に評論家からの評価はそこそこ高く、色々賞も受賞しているのだが、一般受けはどうやら悪い。
なんでかな、と思ってIMDBのレビュー(英語)を見てみたら、ちょっと面白かったw
是非、英語を機械翻訳でもいいから見てみてほしい。
俺は納得できない!ここがダメ!って言ってる人のレビューがなるほどで面白かったw
Rate2のThrow all logic on the window!というレビューだ。
彼曰く、論理的におかしいところが沢山あるっていう話だ。読んでいて確かにな、とちょっと爆笑しながら読んだw
ネタバレになるので触れないところだけ抜粋すると、5人女性がいるけど、兵士経験はナタリーポートマンだけなの??でもみんな銃もってるぞ!とか、
サバイバルしに行くのにサブ武器がない??ありえなくない!とか、
生物学者なのにグローブもつけずに未知の生物に触れる?!とか、
結局全然解明されてないじゃん!説明しろよ!的なこととか、ですよねw ということをリストにあげている。
このレビューをみてて思い出したのは、エイリアン・コヴェナントだ。
あれは、目的の途中で寄った惑星を探索したときによろしくないものに感染してしまうんだけど、知らない惑星に来ているのに、不用意すぎじゃない君たち!!って誰しも思ったと思う。
そういえば、ちょっと似ているね。
まあ、この映画は、論理的なことをすべて脇においておいて楽しむ映画だと思う。
興味深い映画でした。